宇佐美貴史、W杯・ドイツ戦の展望は?「目の色変えてやってくるドイツがそこにはいる」
19日、ブンデスリーガジャパンツアー2022でフランクフルトと対戦し、2-1で勝利を収めたガンバ大阪。FW宇佐美貴史がこの来日ツアーに関連した『GOAL』のインタビューに応じ、日本のカタール・ワールドカップ初戦となるドイツ戦の展望を語った。
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本気中の本気のドイツが見られるはず
――ブンデスリーガでプレーした宇佐美選手にとって、今回のW杯初戦・日本vsドイツはどのような気持ちで見ますか?
ほんまに楽しみな試合です。ドイツ目線で見ると、前回大会がものすごく悔しい大会(グループステージ敗退)なんですよね。そのあとのリバウンドメンタリティという国民性に注目しています。
同じミスは二度と繰り返せないでしょうし、繰り返したとしたら何を言われるか分からない。そんなプレッシャーを持って、ドイツ代表選手たちは挑んでくると思います。本当に、本気中の本気が見られるはず。しかも初戦、それに対して日本代表がどういったプレーするのかもすごく楽しみです。めちゃくちゃ厳しい戦いになるでしょうね。目の色変えてやってくるドイツがそこにはいると思います。
――戦術分析や討論は、テレビやYouTubeで識者の方々がしていますが、精神面でのアプローチは少ない印象です。そういった面は、やはり選手としてプレーしてみないと分からないものでしょうか?
どんな戦術で来るかとかも結局、やってみないと分からないところはありますが、ある程度の準備もできると思います。でも、さっき言ったような国民性を持ったチームが4年越しに前回大会の悔しさとか苛立ちを、まず日本に最初にぶつけてくるっていう。2戦目、3戦目はまた話は変わってくるんですけど、一発目にエネルギーを全部まず注いでくるところが、不気味だなと思います。
メンバーも見ましたが、今まで選ばれていなかったマリオ・ゲッツェ(フランクフルト)が復帰したり(17年11月以来5年ぶり)、ブレーメンの秘密兵器みたいな選手(ニクラス・フュルクルーグ)が入ったり。エネルギーをチームにもたらしてくるような選手、あとすごい若手(ユスファ・ムココ/ドルトムントの17歳)もいるし、この大会を機にブレイクを目指す選手もいる。
その上で、多くの経験をしてきた(トーマス・)ミュラー(バイエルン・ミュンヘン)のような、W杯でさまざまな景色を見て来た選手もいる。バランスがすごいと思って。メンバーを見たときにシンプルに”強っ!”と思いましたね。
日本代表は、W杯のグループステージでは初戦のドイツ戦(日本時間23日22時)を皮切りに、コスタリカ(同27日19時)、スペイン(同12月2日4時)とそれぞれ対戦する。



