残留のG大阪、功労者のパトリックが退団…力発揮できずのウェリントン・シウバも

ガンバ大阪は8日、FWパトリック(35)とMFウェリントン・シウバ(29)の契約満了に伴う退団を発表した。

サンフレッチェ広島に舞台を移す時期もあったが、2014年夏からと2019年夏からとでG大阪のキャリアを紡ぐパトリック。依然として空中戦の強さと献身性を併せ持つ一方、相手DFをなぎ倒してゴールに迫っていく姿が減りつつあった今季は出番を減らす時期もあったが、最終的にJ1リーグでチーム最多5得点を決めるなど、公式戦34試合出場で10ゴールを記録した。

ウェリントン・シウバはかつてアーセナルにも所属した経歴の持ち主で、2021年に母国の強豪フルミネンセからG大阪入りして初来日。卓越したテクニックと切れ味鋭いドリブルを武器に新たなサイドアタッカーとして期待されたが、監督交代も続いた2年間のチームで力を発揮したとは言いがたく、今季も公式戦17試合に出場して2ゴールと不完全燃焼に終わった。

パトリックに至ってはサポーターから愛される存在で、今季の苦しい残留争いからチームを救い出す働きも印象的だったが、ウェリントン・シウバとともに今季限りで袂を分つ決断をしたG大阪。退団が決まったブラジル出身の2選手はクラブを通じて、それぞれ別れの挨拶をした。

◆パトリック

「今クラブを出ることになるのは想像していなかったです。でも、これも人生の一部です。他の道を止まらずに進まないといけません。2014年にガンバ大阪に来て7年間を過ごしました。たくさんのタイトルもとることができて、たくさんの良い思い出があります。その思い出は僕の記憶に残ります。ガンバ大阪が僕と家族にしてくれたことに感謝しています。いつもガンバ大阪を応援しています!!」

◆ウェリントン・シウバ

「まずは自分と家族に対して扉を開いてくれてチャンスをくれたガンバ大阪に感謝します。この2年間一緒に過ごしてくれて親切にサポートしてくれたクラブのみんなに感謝しています。難しい時もクラブのみんなと一緒に最後まで戦い、最後に僕達の目標でもあったガンバのJ1残留を成し遂げることが出来て良かったです。 心からありがとうございます。これからもクラブのことを見ていますし、応援しています」

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