G大阪DF昌子 耐え抜いた「人生で一番長い4分間」 松田監督指揮で守備安定、15位で残留確定

◇明治安田生命J1最終節 G大阪0-0鹿島(2022年11月5日 カシマ)

G大阪のDF昌子が安どの笑みを浮かべた。「人生で一番長い4分間」。シュート数は相手の10本に対して1本だったが、残留をかけた大一番で最終ラインを守り切った。同一シーズンではクラブタイ記録の4戦連続無失点。他会場より一足早く試合終了を迎えた選手らはピッチに集まり、他会場の結果に注視した。清水が敗れ、京都が引き分け。15位で残留が確定すると、歓喜の輪が広がった。

松田浩監督(62)は「難しいミッションをよく達成してくれた」と選手をねぎらったが、この指揮官なくして残留はなかった。初陣だった8月20日の広島戦以降、10試合中7試合が無失点。4バックをベースにした守備で窮地を乗り越えた。

来季について、クラブ幹部は「安定したベースが必要」と明言。松田体制継続やJ2岡山の木山監督招へいを含めて検討する方針だ。一方で、FWレアンドロ・ペレイラやMFウェリントン・シウバは退団濃厚。期限付き移籍で今季加入したMFダワンは完全移籍で獲得する見込みだ。2年連続で残留争いに巻き込まれた現実を受け止め、チームづくりを見直す。

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