【最終節:残留争い】清水エスパルスが史上2度目のJ2降格、来季J1に静岡勢不在…16位の京都がJ1参入POへ。福岡、G大阪は残留

明治安田生命J1リーグ最終節が5日に開催され、残留争いが決着した。17位の清水エスパルスが、既に最下位が決まっていたジュビロ磐田と共にJ2へ降格。この結果、来季のJ1リーグは静岡勢が不在となった。また、京都サンガF.C.がJ1参入プレーオフ行きの16位フィニッシュとなっている。

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最終節を前に、15位のガンバ大阪(勝ち点36)以下、16位の京都サンガF.C.(同35)、17位の清水エスパルスが自動降格の可能性がある状況だった。

勝利が残留への最低条件となる清水は、敵地で札幌と対戦した。序盤から積極性を見せて攻勢に出た清水は、山原怜音のミドルシュートやカルリーニョス・ジュニオが枠内シュートを放っていくも、GK中野小次郎の牙城を崩せない。25分にはロングスローからゴール前混戦となると、至近距離から白崎凌兵が枠内シュートに持ち込むも、ここもGK中野の好守に阻まれる。すると、徐々に盛り返した札幌が41分、ボックス右からガブリエル・シャビエルがゴール左上にコントロールシュートを流し込み、札幌が先手を取る。

迎えた後半、2点が必要な清水は49分、ペナルティアーク手前から相手のクリアボールをダイレクトボレーで叩いたチアゴ・サンタナが低い弾道のシュートをゴール右に突き刺し、スコアを1-1とする。これで勢いに乗ると、51分にはゴール前に抜け出した白崎凌兵がスライディングシュートを決めて逆転する。しかし、60分にはボックス左に抜けられた青木亮太に決められ、2-2とされる。

それでも清水は78分、山原の直接FKをGKが弾いたところから二次攻撃すると、最後はゴール前の混戦からホナウドが押し込み、3-2とする。しかし、87分には正面のキム・ゴンヒに決められて、3-3と再び追いつかれてしまう。さらに清水はアディショナルタイム、前がかりになったところからカウンターを受けて青木亮太に決められ、万事休す。3-4で敗れ、17位フィニッシュで降格が決まった。

清水は2015シーズンのJ1で17位となってクラブ史上初のJ2降格。2016シーズンのJ2で2位となって1年でJ1復帰を果たした後は、2017年から5シーズン連続でJ1に残留してきたが、平岡宏章前監督からゼ・リカルド監督への指揮官交代もあった今季、2度目の降格の憂き目に遭っている。

一方、京都は敵地で磐田と対戦。一進一退の攻防となった前半、なかなか決定機をつくれない京都だが、42分にはCKから山崎凌吾がヘッド。しかし、これはわずかに枠をはずし、前半は0-0のまま試合を折り返す。迎えた後半、スコアレスで推移した中で京都は80分に川崎颯太がゴール前に抜け出すも、シュートをわずかにはずしてGKとの一対一を決めきれない。結局、試合はそのまま0-0で終了。京都は16位をキープし、J1参入プレーオフ行きとなっている。

そのほか、福岡は浦和レッズと1-1の引き分けで14位フィニッシュ。G大阪も鹿島アントラーズと0-0と勝ちきれなかったが、15位で残留を確定させている。

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