G大阪が3発快勝! 年間3位浮上でCS出場権獲得へ前進 Soccer Magazine ZONE web 10月25日(日)16時0分配信

パトリックと宇佐美の連携から幸先よく先制

 21日にホームで、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦の広州恒大戦を戦ったG大阪。試合は0-0のドローに終わり、1分け1敗で惜しくも決勝進出を逃したが、“浪速の雄“は気落ちする間もなく、次なる目標へと気持ちを切り替えた。

中3日で迎えたJ1セカンドステージ第15節、アウェーでの仙台戦。前日に第15節のその他8試合が終了した時点で、G大阪は年間勝ち点57で暫定4 位。チャンピオンシップ(CS)出場権獲得圏内の3位FC東京とは勝ち点差2と、この試合に勝利すれば逆転できる位置につけていた。

試合が動いたのは前半21分だった。前線でパスを受けたMF宇佐美貴史がヒールで流すと、その背後に走り込んだFWパトリックが右足を強振、ボールは仙台GK六反勇治の手をかすめながらゴール右隅に決まった。

これでリズムを掴んだかに見えたが、ホームの仙台がワンチャンスを生かして反撃する。CKからFWハモン・ロペスが頭で合わせて同点とした。

だが、その2分後にG大阪がチャンスを迎える。前線へのボールをMF阿部浩之が頭ですらすと、相手最終ラインの裏に走り込んだMF倉田秋がこれを拾い、間髪入れずに右足を振り抜く。豪快な一撃が決まり、G大阪が再びリードを奪って前半を終えた。

危なげない試合運びで逃げ切り、年間勝ち点を60に

 後半も先にスコアを動かしたのはG大阪だった。後半17分、宇佐美がパトリックとのパス交換で抜け出しクロス。このボールは相手DFが触るが、こぼれ球に倉田が素早く反応し、この日2点目のゴールを叩き込んだ。

2点のリードを奪ったG大阪は、その後前線の選手を投入して前への圧力を強めてくる相手を巧みにいなしながら、危なげない試合運びを披露。後半36分には宇佐美が際どい一撃を放つが、これはバーに弾かれた。

試合はこのまま3-1でG大阪が勝利。勝ち点3を上積みし、年間勝ち点を60としたG大阪は、これでFC東京を抜いてCS出場権を手にできる年間3位に浮上した。

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