G大阪、J1残留かけた運命の鹿島戦へ 今季4連敗と相性最悪…宇佐美貴史「借りを返す」
G大阪は4日、J1残留をかけた運命のリーグ最終節・鹿島戦(5日・カシマ)に向け、松田浩監督とFW宇佐美貴史が取材に応じた。現在15位で、勝利すれば自力で残留が決定。しかし引き分けや敗北となれば、自動降格の17位や、J2との入れ替え戦圏となる16位への転落もある。松田監督は「我々はまだ何も成し遂げていない。過去のことや相手がどう、など関係なく、勝たなきゃいけない。それだけに集中する」と語った。
鹿島とは天皇杯、ルヴァン杯でも対戦し、今季4戦4敗。しかし松田監督は過去の対戦について、選手たちには一切話をしていないと説明。鹿島もヴァイラー監督から岩政監督に代わっており「相手のやり方も変わっている。(苦手意識など)そんなことを考えても、いいことは一つもないんじゃないかと思う。人生の99・9パーセントの心配が無駄なこと、と言われてるので」と現在の鹿島に対し、どう戦うかのみに集中した。
右アキレス腱の断裂で、鹿島戦は今季1試合のみ出場の宇佐美は「鹿島には負け続けているので、大きな借りというか、悔しい思いはぶつけないといけない。残留がどうとかを前に、負け続けている借りを返さないといけない」と語った。宇佐美の復帰後、チームは2勝1分けと無敗。「今までの4試合と、全く違うぞ、と思わせないといけない。勝ちたい気持ちをどれだけ持つか。負けたくない、じゃなく。チーム全体でどれだけ、勝つという気持ちを表現できるか」とメンタル面の重要性を強調し、運命の一戦に挑む決意を示した。