「心よりお詫び申し上げます」1年でJ2降格の磐田が声明、サポーターに感謝「残り1試合も全力で戦って参ります」

ジュビロ磐田は29日、J2降格を受けてメッセージを発表した。

29日、明治安田生命J1リーグ第33節が開催。最下位で迎えたジュビロ磐田は、17位のガンバ大阪と対戦した。

敗れれば降格が決定する試合。アウェイゲームでは拮抗した展開となるが、選手交代がハマったのはG大阪。途中出場の食野亮太郎、パトリックがゴールを決め、2-0で磐田は敗れた。

これにより、1年でのJ2降格が決定。粘りを見せていた中、力尽きてしまった。

クラブは公式サイトに「ジュビロ磐田を愛してくださる全ての皆様へ」として代表取締役社長の小野勝氏の名義で声明を発表。ファン、サポーターや関係者へのメッセージを綴った。

「いつもジュビロ磐田を応援いただき本当にありがとうございます。皆様の応援が、チーム全体に、また選手一人ひとりに、大きな後押しとなって彼らはここまで頑張ってくることができました」

「しかし、本日のガンバ大阪戦での敗戦により、J2降格となってしまいました。応援していただいているファン・サポーターの皆様と共に、昨年やっとの思いでJ1に昇格したにもかかわらず、1シーズンで降格となってしまったこと、誠に申し訳ございません」

「今シーズンは伊藤監督の途中解任、トップチームマネジメント部の鈴木部長の解任、FIFAの決定を受けてのCASへの上訴など、チーム・選手は非常に多くのストレスの中、ここまでベストを尽くして戦ってくれました」

「また、シーズンを通じて苦しい戦いが続き、たくさんの悔しさや歯がゆさを抱えながら、それでも拍手や声援を止めることなく、最後まで心からチームへの後押しを続けてくださった方々に、深く感謝を申し上げます」

「本日の試合後、ゴール裏のサポーターの方々から「最後は勝って終わろう」という言葉を掛けていただきました。我々の誰よりも早く前を向き、鼓舞してくださった皆様のためにも、残り1試合も全力で戦って参ります。どうか選手達へ、熱い応援をよろしくお願い申し上げます」

「最後に改めて、ジュビロ磐田を愛してくださる全ての皆様に、心よりお詫び申し上げます」

磐田は伊藤彰監督(現:ベガルタ仙台監督)を招へいし、J1の舞台に挑戦。しかし、シーズン開幕からなかなか難しい戦いが続くと、後半戦は4連敗、3連敗と結果が出ず。伊藤監督を解任し、ヘッドコーチの渋谷洋樹氏を監督に据えたが好転せず。それでも最終盤で4戦負けなし、首位の横浜F・マリノスに勝利するなど、最後まで粘りを見せていたが、G大阪戦の敗戦で降格が決まった。

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