残留争い渦中のG大阪が練習一般公開、松田監督「勝ち点3から逆算する」
サッカーJ1のG大阪が12日、大阪府吹田市での練習を一般公開した。ファンクラブの会員や報道陣に限った公開はこれまでも実施してきたが、対象を限定せずに公開するのは、新型コロナウイルス禍後では初めて。約2年半ぶりに公開されたトレーニングを一目見ようと、平日の午前中ながら約150人のファンが訪れた。
練習は約1時間半。ウオーミングアップやボール回しなどの軽めのメニューで、3人1組のフットバレーで締めくくった。8日に敵地で行われた首位横浜Mとの試合に2-0で勝ったこともあり、選手らはリラックスした様子でトレーニングに取り組んでいた。
チームは11日現在、J2上位チームとのプレーオフに回る16位で、今季の残りは29日の磐田戦(ホーム)と11月5日の鹿島戦(アウェー)の2試合。練習後に取材に応じた松田監督は「(残留争いのライバルチームの結果を踏まえると)負けなくて良かった方が大きいんじゃないかな」と横浜M戦を振り返った上で、「他力を最初からアテにしない。自分たちが勝つしかないと思い込んでやるのが一番。自分たちにできるのは、目の前の試合に懸ける、絶対に勝ち点3を取りにいくということしかない」と精神面の大切さを強調した。
さらなる勝ち点の上積みが求められる磐田戦に向けては、「(試合までの)リズムを変えずにいきたいと思っている。これまでやってきたことのすべての局面でブラッシュアップする。勝ち点3からの逆算でこういうところを押さえないといけないというところをしていきたい」と話した。