G大阪が意地の眼前V阻止 宇佐美からのCK2発で横浜に勝利
◇明治安田生命J1第32節 G大阪2―0横浜(2022年10月8日 日産ス)
意地の眼前V阻止だ。J2降格圏17位のG大阪は首位・横浜に2発勝利。5試合ぶりの勝ち点3を手にした。
ほぼ主導権を握られる苦しい展開。GK東口順昭の序盤の好セーブがなければ一方的なゲームになっていたかもしれない。だが守勢に回るのは覚悟の上だったか。全員がチャレンジ&カバーの意識が高く、球際や個々の局面で戦い続け、最後の一線は割らせない。そして得点を呼び込んだのは帰ってきた“至宝”の右足からだった。
前半8分、FW宇佐美貴史の右CKはファーサイドのMFダワンへ。ダワンが頭で折り返すとMFファンアラーノがヘッドで押し込んだ。さらに後半35分のFWパトリックの追加点も宇佐美の右CKが起点。前節・柏戦ではVAR判定の結果、ゴールが取り消されたが“何か”を起こせるキック精度は大きい。
残り2試合。厳しい残留争いは続くが、松田浩監督が「注目される試合で勝てば自信につながる」と話しているように、次戦・磐田戦へ勢いを付けるのは間違いない。