J1残留へ重要な一戦…神戸が大迫2発逆転で17位→13位! G大阪は降格圏に転落

[9.18 J1第30節 神戸 2-1 G大阪 ノエスタ]

J1リーグは18日、各地で第30節を開催した。17位ヴィッセル神戸はホームで16位ガンバ大阪と対戦。2-1で下位対決を制し、13位に順位を浮上させている。G大阪は降格圏の17位に転落した。

J1残留を争う両チームの一戦。勝ち点3獲得で残留圏に浮上の可能性がある中、神戸は2連勝、G大阪は3試合ぶりの勝利を目指した。試合は神戸がボールを握りながら攻撃を組み立てると、前半10分に先にゴールネットを揺らす。

右サイド高い位置でボールを受けたMF小林祐希がゴールラインぎりぎりでボールを残すと、ボックス内右にいたFW佐々木大樹が浮き球を胸でコントロールし、ゴール前のFW武藤嘉紀へ。飛び出してきたG大阪のGK東口順昭と競り合い、ボールが落ちたところを反転シュート。しかし、ファウルの判定で得点は認められなかった。

前半26分には、GK飯倉大樹のロングフィードを右サイドで受けたDF飯野七聖がペナルティーエリア内の武藤に浮き球のパス。武藤の落としを佐々木が右足で狙ったが東口に抑えられた。直後には、左サイドで受けたDF酒井高徳のクロスに武藤が合わせるも、ゴール左を狙ったシュートは東口が好セーブ。1点が遠い。

前半をスコアレスで折り返すと、神戸はハーフタイムで2枚替え。小林祐と佐々木を下げてFW大迫勇也とFW小田裕太郎を投入した。後半も神戸が主導権を握る展開。それでも、先にスコアを動かしたのはG大阪だった。

後半10分、左サイドで攻撃をやり直すG大阪は、MF食野亮太郎が後ろに下げたボールをMF齊藤未月がふんわりと同サイドに入れる。そのボールに抜け出したDF黒川圭介がゴール前にグラウンダーのパスを入れると、最後はFWレアンドロ・ペレイラ。神戸にボールを握られながらも、G大阪が先制に成功した。

1点を追う神戸は、後半23分。左サイドでフリーキックを得ると、FW汰木康也が鋭い弾道のクロスを入れる。そのボールをファーサイドのDF菊池流帆が頭でゴール前に折り返し。しかし、味方が合わせることができない。さらに、後半26分には左サイドからのコーナーキックがファーサイドに流れると、大迫が頭で折り返す。菊池、武藤がフリーだったが、こちらも合せることができなかった。

それでも、後半37分に神戸に得点機会が訪れる。同33分に右サイドのコーナーキックからボールが入ると、武藤がG大阪のMF福田湧矢に蹴られてボックス内で転倒。VARの介入、小屋幸栄主審のオンフィールドレビューを経てペナルティーキックが与えられると、エース大迫がゴール左に沈めて試合を振り出しに戻した。

さらに、後半アディショナルタイム3分のこと。神戸がカウンターを仕掛けると、大迫がボックス内から右足シュート。試合終了間際に劇的な逆転ゴールを挙げ、神戸が2-1で勝利した。

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