宇佐美は途中出場も…… 1点が遠かったG大阪、ACL準決勝敗退 theWORLD(ザ・ワールド) 10月22日(木)7時30分配信

最後まで守備を崩しきれず

21日、AFCチャンピオンズリーグの準決勝第2戦、ガンバ大阪対広州恒大のゲームが、万博記念競技場で開催された。

アウェーでの第1戦に1-2で敗れ、ホームで勝利が必要なG大阪は序盤から攻勢に出る。MF遠藤を中心に敵陣までボールを運び、MF阿部、MF倉田、MF 二川の動きに、DF米倉、DF藤春の攻撃参加を絡めて崩しをかける。10分にはMF遠藤、MF二川と繋いで、抜け出したDF藤春がクロスを上げると、MF 阿部のシュートはDFに防がれたものの、攻めのかたちをみせた。

広州は深い位置に重心を据え、ボールを奪って縦に速い攻撃を仕掛けると、個の能力に長けた前線の選手たちが、少ない人数でも強引にシュートまで運んでく る。23分にはFWエウケソン、さらにその3分後にはMFリカルド・グラルがシュートを放ってくるが、ここはGK東口が安定したセーブをみせる。それでも G大阪は、相手のシンプルな攻撃に少しずつリズムを失っていく。43分には、エリア内でFWエウケソンにシュートを打ち込まれるが、なんとかGK東口が弾 き出し先制ゴールは許さず、試合は両チームに得点のないまま折り返しを迎える。

後半に入っても、G大阪はなかなか流れを取り戻すことができない。51分には深い位置でボールを失うと、スルーパスをFWエウケソンにダイレクトで狙わ れ、危ない場面をつくられる。ペースをつかめないG大阪は60分、エースのFW宇佐美を投入。さらにG大阪は左サイドでMF二川が攻撃にアクセントを加え てチャンスをつくる。70分にはMF二川のスルーパスにDF藤春が抜け出し、折り返しを受けたMF倉田が打つも決めきれず。さらにエリア内でボールを引き 出したFW宇佐美が、持ち込んでシュートを放つが、惜しくも枠を外れてしまう。

79分には、MF倉田のパスを中央で受けたMF遠藤が、狙いすましてシュートを放つも、相手DFがブロック。84分にもFW宇佐美がシュートを放つが、枠を捉えることができない。G大阪は前に出るも、相手の守備を崩し切ることができない。

両者に得点のないまま終盤にさしかかり、試合が1点を争う展開になると、G大阪はMF倉田に代えて高さのあるFW長沢を投入し、長いボールをゴール前に入 れていく。しかし高い集中力を見せる広州DFを前に最後までゴールを割ることができず、そのままスコアレスドローで試合終了。G大阪の準決勝敗退が決まっ た。

[メンバー]

ガンバ大阪:東口順昭、米倉恒貴、丹羽大輝、岩下敬輔、藤春廣輝、遠藤保仁、今野泰幸、阿部浩之(→宇佐美貴史 60)、倉田秋(→長沢駿86)、二川孝広(→大森晃太郎)、パトリック

広州恒大:ゾン・チョン、ジャン・リンポン、フォン・シャオティン、キム・ヨングォン、リー・シュエポン、ジョン・ジー、パウリーニョ、フアン・ボーウェ ン(→ユー・ハンチャオ 73)、リカルド・グラル、ジョン・ロン(→ガオ・リン 90+2)、エウケソン(→メイ・ファン 88)

[スコア]()は2戦合計スコア
ガンバ大阪(1) 0-0(2) 広州恒大

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