G大阪MF斉藤未月、MFアラーノとの“補完関係”に手ごたえ「いい関係性」…31日福岡戦も勝つ
G大阪のMF斉藤未月が30日、福岡戦(31日・ベススタ)に向けて取材に応じた。27日の名古屋戦で8試合ぶりに勝利した勢いに乗りたい中で「これからの試合全部勝たないといけない。(松田)監督からも1試合1試合が大事と伝えられている。今は福岡戦以外のことは何も考えていない」と話した。
松田浩新監督が就任後の2試合では、ともにボランチとして先発起用された。片野坂前監督時とはサッカーのスタイルも変化したが、すでに松田監督から求められる役割は整理。「ボランチはしっかり間を埋めて、いい縦パスをさせないようなポジショニングを常に取ること、横パスが入ったときにしっかりボールホルダーに寄せて奪い切る、というところが求められている」と語る。
また名古屋戦では右ボランチとして右サイドハーフのMFアラーノが積極的に動き回ることでできたスペースをカバーし、無失点に貢献。「僕的にはアラーノが主導で動いてくれて、そのスペースを埋める方がやりやすい。アラーノも最終的にはポジションに戻ってくる。鹿島でも同じポジションでやっていて、そういう勤勉さ、ハードワークの部分は植えつけられてると感じています。コミュニケーションも取れているし、いい関係性ができている」と明かした。
そんな斉藤を育成年代からチェックしていたという松田監督は、体格で劣る相手にもひるまないメンタル面を高く評価。「小さい体でもでっかいハートを持っている選手だと、その当時から思っていました。(名古屋戦は)期待通りにやってくれた」とたたえる。福岡戦は名古屋戦で斉藤とボランチのコンビを組んだMFダワンが出場停止。新指揮官からは「ダイナモ」とも評された斉藤が、連勝への鍵を握る。