【J1採点&寸評】名古屋0-2G大阪|さすがの突進力、先制弾のパトリックを最高評価!2つの“英断”から生まれた追加点は必然
名古屋――最も問題点として目立ったのは…
[J1第27節] 名古屋0-2G大阪/8月27日/豊田スタジアム
【名古屋|採点】
スタメン)
GK
ランゲラック 6
DF
中谷進之介 5.5
藤井陽也 5.5
丸山祐市 5
MF
相馬勇紀 6(84分OUT)
森下龍矢 5.5
稲垣 祥 5.5(84分OUT)
レオ・シルバ 5.5(53分OUT)
重廣卓也 5.5(53分OUT)
FW
マテウス・カストロ 5.5(64分OUT)
永井謙佑 5.5
【ハイライト動画】G大阪がパトリック&武蔵弾で2-0快勝! 名古屋を下し8試合ぶり白星
途中出場)
MF
仙頭啓矢 6(53分IN)
MF
内田宅哉 6(53分IN)
FW
レオナルド 6(64分IN)
DF
宮原和也 ―(84分IN)
MF
永木亮太 ―(84分IN)
監督)
長谷川健太 5.5
【名古屋|寸評】
とにかく試合の入り方が悪く、それが最後まで尾を引いた。相手の迫力におされるように3分に先制され、その後は対応を迫られるばかり。後半にかけての盛り返しも、結果を見れば後の祭りという印象に映る。
想定通りの相手だったと主将の稲垣は語ったが、だからこそ先手を取られ続けたのは反省点として根深い。中谷や藤井らの奮闘が光った3バックは、相手のパワフルなFWに対してよく闘ったが、序盤の気の緩みを突かれてリードを奪われ、追う展開のなかで終盤にも失点。攻撃陣も迫力を欠いたが、前後半を通じてチーム内の掛け違いを修正できなかった点のほうが問題としては目立つ。永井、相馬、途中出場のレオナルドなど、アタッカーの長所も生かしきれず、攻守に決め手を欠いた。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。 ※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
G大阪――やるべきことを見事に完遂
【G大阪|採点】
スタメン)
GK
東口順昭 6.5
DF
髙尾 瑠 6.5
三浦弦太 6.5
クォン・ギョンウォン 6.5
黒川圭介 6.5
MF
ファン・アラーノ 6.5(84分OUT)
齊藤未月 6.5
ダワン 6.5(72分OUT)
食野亮太郎 6.5(90+4分OUT)
FW
レアンドロ・ペレイラ 6.5(72分OUT)
パトリック 7【MAN OF THE MATCH】
途中出場)
MF
奥野耕平 6(72分IN)
FW
鈴木武蔵 7(72分IN)
FW
山見大登 ―(84分IN)
MF
石毛秀樹 ―(90+4分IN)
監督)
松田 浩 6.5
【G大阪|寸評】
90分間を通してタイトに戦い、粘り強い守備から少ないチャンスを生かしきった。早い時間の先制点には不安もあったが、運動量と執念あふれるプレーでやるべきことを見事に完遂した。
開始早々にパトリックとL・ペレイラの突進力で先制する流れは、前節も見せた彼らの武器。その1点をポゼッションと手堅い4-4-2の守備力できっちり守りきり、最後は武蔵のカウンターでとどめを刺した。終盤にひとり、ゲームの感じ方が違って見えたJ・アラーノを下げた松田監督の采配は的確で、直後の東口の直接FKキャッチも、流れを切るという点で的確な判断だった。2つの“英断”から生まれた追加点は、その意味では必然とも言え、新チームの勝ち方にまたひとつ確信を得たような戦いではなかったか。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。 ※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。