G大阪・松田浩新監督が“変化”でJ1残留導く「変えることが正解になる可能性が高いんじゃないか」
G大阪の松田浩新監督(61)が19日、就任初戦となる20日の広島戦(Eスタ)に向け“変化”の必要性を訴えた。J1での指揮は2008年の神戸以来、14年ぶり。残り10試合でJ2降格圏の17位に沈む現状打破へ「正解はない。ただ、今うまくいっていないとしたら、変えることが正解になる可能性が高いんじゃないか」と、スタメンや布陣変更などを示唆した。
17日に解任となった片野坂知宏前監督(51)の後を継ぎ、9日のコーチ就任からわずか8日でチームを率いることになった松田監督。練習初日から2時間近いミーティングを実施し、現状の課題と攻守のコンセプトを伝えた。中でもこだわりある守備については、かつて元イングランド代表MFベッカムが在籍したころのマンチェスターU(94~03年)の映像も交え、“突貫工事”に着手した。
最重要視するメンタル面について「結果の責任を取るのは監督だけ。選手は全力を尽くすことにはプレッシャーを感じてほしいが、結果にはプレッシャーを感じてほしくない」と強調。J1残留に向け、約20年に渡る指導者キャリアのすべてをつぎ込む覚悟を示していた。