G大阪・松田新監督「どれだけ気持ちを持って戦えるか」ベッカム所属時のマンU映像で戦術落とし込み

片野坂知宏前監督との契約解除を受け、新たにG大阪の指揮官に就任した松田浩新監督(61)が19日、初めて取材に応じた。あす20日に“初陣”広島戦(Eスタ)。J1での指揮は08年の神戸以来14年ぶりだが「何とか役に立ちたいと思っている。やれることを全てやる」と所信表明し、J1残留へ意気込んだ。

17日の就任からわずか3日間。「多くのことは落とし込めなかった」というが「やろうとしているサッカーの大枠のところ、局面ごとにどう試合を進めていくか」などを元イングランド代表MFデビット・ベッカムが在籍していた時のマンチェスターU(1992~2003年)の映像を見せながらミーティングと練習で共有した。オーソドックスな4―4―2システムが今後はベースになると見られ、最終調整日のこの日はセットプレー戦術を確認したという。

J2降格圏17位に沈むチームに、何よりも植え付けたいのはメンタルだ。「戦術以上にどれだけ戦える気持ちを持っていられるか」。1点ビハインドの展開で「負けるかも」と考えるのではなく1点を取りにいく姿勢。1点リードの展開で「勝てる」と心の緩みが出ない雰囲気。「今を生きると言う言葉があるが“今”を大事にしていけば結果は自ずと出る」と話した。

残り10試合。GK東口順昭は「ガラッと変わると思う。明日の試合が大事。一歩目を良い形で進めることができれば自信になる」と広島戦からの巻き返しを誓った。

https://www.sponichi.co.jp/

Share Button