G大阪、パリSG戦で得た経験をJリーグにも還元 FW山見大登「怖いプレーを第一に」
G大阪のFW山見大登、DF高尾瑠が29日、J1リーグ再開となる京都戦(30日・パナスタ)に向けて取材に応じた。チームは16位とJ2との入れ替え戦圏に沈む中で、勝ち点4差の11位に位置する京都と対戦。山見は「残留に向けて勝ち点を積み上げていかないといけない。京都は勝ち点も近い。同じ関西のチームにも、もうこれ以上負けることは許されない」、高尾も「パリSG戦(25日)から得た経験は、かけがえのないもの。それは自分に還元しつつ、Jリーグに気持ちを持って挑みたい」と語った。
山見は25日のパリSG戦、後半途中からの出場でチーム2点目となる得点もマーク。「Jリーグでは遅攻が多いが、パリSGはチャンスであればロングキック1本でもゴールまで直結するプレーが多く、そこに怖さを感じた。やっぱり相手が怖いプレーを第一に考えてサッカーをしていかないと」と語り、武器のスピードを生かす方法について、新たなヒントをつかんだ様子だった。
また後半開始から出場した高尾はフランス代表FWエムバペとマッチアップし、世界最速と言われるスピードからの仕掛けに、思わずPKを献上。「(相手は)本気ではなかったかもしれないけど、何が(世界)基準か経験できたのは、これからサッカー選手として上を目指していく上で、良いことだと思う」と語った。その上で相手FWに得意な形でボールを持たせないためのポジショニングや予測、そして個人としてのスピードも磨く必要性を語り「予測も、スピードも(力を)上げていかないといけない。1対1の対応は、1人で守れるぐらいの力は付けないと」と、大きな刺激を受けた様子だった。