ムバッペの衝撃…PK献上も切り替えるG大阪DF高尾瑠「あんな選手はもういない」

[7.25 親善試合 G大阪2-6パリSG パナスタ]

後半16分、パナソニックスタジアム吹田のピッチにパリSGのFWキリアン・ムバッペが登場すると、会場の観客はこの日一番の盛り上がりを見せた。マッチアップしたのはガンバ大阪のDF高尾瑠。何度も向かってくる世界最高級のフットボーラーになんとか食い下がろうと試みたが、PKを献上するなど完敗に終わった。

【写真】人気アイドルに似ていると話題の女子アナ妻

投入直後の17分、ムバッペはさっそく高尾を背負って前を向き、急加速からFWリオネル・メッシとの連係でゴール前に侵入。「自分がどれだけ通用するのかという感じでいた」と心の準備はしていた高尾だったが、「強いなと感じた」と速さだけではないフィジカル能力に驚きを隠せなかったという。

その後もムバッペはボールを持つとドリブルを仕掛け続け、後半37分には鋭い突破から左足シュート。これはDF藤春廣輝がなんとかクリアしたが、同41分に最大の見せ場をつくられた。中盤からのスルーパスに反応したムバッペは一瞬の加速でゴール前に潜りこむと、後れを取った高尾はたまらず足を出してファウル。ここで与えたPKを決められ、ゴールを許した。

「あそこで足を出したら伸びてくる。あれが世界かと思った」。そう振り返った高尾はミックスゾーンでも「めっちゃ速かった。伸びてくる感じでした」と驚きを隠せない様子。世界最高のストライカーとの対峙を経て「あんな経験はない。あんな選手はもういないと思うので、他の選手に負けないようにしていきたい。あれを経験したら、他の人はそんなレベルにないと思う。切り替えてやりたい」と前を向いた。

https://web.gekisaka.jp/

Share Button