パリSGの有料公開練習に1万8千人…パナスタ、目立った騒動はなし
25日にサッカーJ1のG大阪と親善試合で対戦するフランス1部リーグの強豪、パリ・サンジェルマン(パリSG)が24日夜、試合会場のパナソニックスタジアム吹田(大阪府吹田市)で有料の公開練習を行い、1万7916人の観客がメッシやネイマール、エムバペらスター選手の技を堪能した。
練習は午後7時スタート。前夜に埼玉スタジアムで浦和と対戦し、24日昼に大阪に移動したばかりの選手らはボール回しやミニゲームなど約1時間、軽めのメニューをこなした。
それでも、攻撃の組み立てからシュートを放つ練習などでゴールが決まる度に、観客からはどよめきが起こった。ちなみに、チケット代は4500円(小中高校生2千円)だった。
18日に東京・秩父宮ラグビー場で行われた公開練習の際には、観客がピッチに乱入したり、大きな歓声が起こったりするなどのアクシデントがあったが、この日は観客席とピッチとの境に防護柵を設けたり、場内放送で頻繁に呼びかけたりし、目立った騒動はなかった。
パリSGは新シーズンに向けた準備の一環として来日。20日に国立競技場で川崎に2-1で勝ち、23日には埼玉スタジアムで浦和を3-0で下した。25日午後7時キックオフ予定のG大阪戦が、今回の日本ツアー最終戦。パナソニックスタジアムでは最多となる約4万人の観客が見込まれている。
一方、パリSG戦に向け、24日にオンラインで取材に応じたG大阪の片野坂監督は「(J1で16位に低迷している)こういう状況だが、何がしかのものが得られる、J1リーグ戦につながる試合にしたい。腰が引けた戦いはしたくない。流れの中で得点を奪えれば」と決意表明。主将の倉田も「(スター選手との対決を)純粋に楽しみたいが、手応えを少しでも選手が感じることができれば、それが自信になってJ1リーグ戦にもつながる」と抱負を話した。



