【ACL展望】準決勝・第2戦|“アジア最強”広州恒大を迎え撃つG大阪。「7年ぶりの決勝進出」が起こり得るのは3パターン SOCCER DIGEST Web 10月20日(火)16時30分配信

長谷川監督が“スタンド観戦”から復帰も、宇佐美や岩下らの状態が気掛かり。

 2008年以来、二度目のアジア制覇を目指すG大阪は、10月21日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦をホームで迎える。広州恒大との決戦に向けたポイントを伝える。

ACL準決勝・第2戦
ガンバ大阪 – 広州恒大
10月21日(水)/19:00/万博記念競技場

【G大阪の最新状況】
直近の第2ステージ14節・浦和戦は2-1で競り勝ち、チャンピオンシップ出場に前進するなど、チームの雰囲気は上々だ。またその浦和戦では、パトリッ クと倉田が出場停止で欠場し、負傷を抱える岩下もメンバー外となり、代表帰りの米倉はベンチ入りも出場を回避。結果的に主力4人が休息できたのは幸いと言 えるだろう。

広州恒大との第2戦では、長谷川監督が“スタンド観戦”から復帰する。ACL準々決勝第2戦の終了間際に米倉がゴールを決めた際、喜びすぎてピッチに 入ってしまい退席処分。その結果、アウェーの広州恒大戦はスタンドから観戦せざるを得なかった。今回は現場ですぐさま指示を送り、臨機応変に対応できる。 また、第1戦は出場停止だった丹羽も先発の見込みだけに心強い限りだ。

とはいえ、代表帰りの4人(宇佐美、丹羽、米倉、東口)のうち、浦和戦に出場した宇佐美、丹羽、東口の疲労の蓄積は気掛かり。また、岩下の状態も決して万全とは言えないだけに、不安要素を探せばきりがない。

広州恒大で最も警戒すべきは、やはりブラジル人トリオ。しかし、その3人に気を取られると、第1戦のように他の中国人選手へのマークが甘くなる危険もある。相手の攻撃はG大阪以上の破壊力があり、少しでも気を緩めれば大量失点すらあり得る。

第1戦のシュート数は25対4。”アジア最強”と称される広州恒大にG大阪は圧倒されたが、アウェーゴールを奪っているのは大きい。仮に第2戦でG大阪 が1失点すれば、決勝進出には最低2ゴールが不可欠。1-0の勝利であれば無条件で進出が決まるだけに、まずは守備に重心を置く形になりそうだ。

決勝へ駒を進めるための「必要条件」をおさらい。

 G大阪が「引き分け」「敗戦」の場合、無条件で敗退が決まる。一方、7年ぶりの決勝へ駒を進めるための条件は下記の3パターンとなる。

パターン1:G大阪が無失点で勝利
パターン2:G大阪が2-1で勝利/2戦合計(3-3)で並び、延長戦を実施。決まらなければPK戦で雌雄を決する
パターン3:G大阪が2失点以上の場合、2点差以上をつけて勝利

■ACL準決勝・第1戦の結果
広州恒大 [中国] 2(1-1、1-0)1 G大阪 [日本]
9月30日/21:00/広州天河
得点者:広=フアン・ボーウェン(36分)、ジョン・ジー(57分) G=OG(13分)

■西地区/ACL準決勝・第1戦の結果
アル・ヒラル [サウジアラビア] 1(0-0、1-1)1 アル・アハリ [UAE]
9月29日/20:15/リヤド
得点者:ヒラル=アイルトン(82分) アハリ=リマ(57分)

■ACL決勝の日程(※ホーム&アウェー)
第1戦:11月7日(土)
第2戦:11月21日(土)

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