救世主! 海外からJリーグに加入した5人(3)。低迷する名門を救えるか? 世界最高峰のクラブが注目した才能

Jリーグはシーズンの真っ只中だが、欧州主要リーグは新シーズンに向けて備えている時期。この時期は世界的にも移籍市場での動きが活発で、Jリーグのクラブもテコ入れのタイミングだ。シーズン途中の加入は選手にとって簡単ではないが、クラブにとってはそのリスクを背負ってでも獲得する必要があった選手ということになる。今回は、この夏に海外からJリーグにやってきた5選手を紹介する。

FW:食野亮太郎(めしの・りょうたろう)

生年月日:1998年6月18日(24歳)

昨季リーグ戦成績:9試合出場/1得点0アシスト

移籍先:マンチェスター・シティ(イングランド)→ガンバ大阪

食野亮太郎は、欧州挑戦から故郷に帰ってきた。本人にとっては、再起を懸けた戦いになりそうだ。

ガンバ大阪の下部組織で育った食野は、2017年にトップデビュー。日本での活躍が注目を集めた結果、イングランドの名門マンチェスター・シティから声が掛かり、2019年夏に大きなステップアップを果たす。

ただ、シティ移籍後は修行の日々。各地にレンタルされて飛躍が期待されたが、ハーツ(スコットランド)、リオ・アヴェ、エストリル(いずれもポルトガル)で1シーズンずつ過ごしたがパッとしなかった。2021/22シーズンに過ごしたエストリルではリーグ開幕戦でゴールを決めたものの、その後はベンチ入りできないことも多く、結果は伸びていない。

そのため、シティとの契約を1年残して、3年ぶりのガンバ大阪復帰が決定。出場機会を求めていた食野と、J1で苦戦する古巣の思惑が一致した。ガンバ大阪は宇佐美貴史の長期離脱も響いているだけに、食野にかかる期待は大きい。

https://www.footballchannel.jp/

Share Button