G大阪DF福岡将太、出場なしに終わった古巣・湘南戦へ「今は人生かけG大阪で勝負」
G大阪は5日、アウェーの湘南戦(6日)に向け、DF福岡将太が取材に応じた。6月29日の広島戦、7月2日の浦和戦と先発し、右センターバックとして攻撃の起点となる活躍をみせている26歳は「自分の良さは出せていると思うんですけど、それはみんなの意識が変わってきているから。連戦の中で、ボールを持つ時間があれば相手を疲れさせることができる、と言う部分で。そういう意味では、みんなに助けてもらった」と謙虚に語った。
福岡にとって、湘南は14年に高卒で加入したクラブ。しかしトップチームでの出場機会はないまま、2年目にはJ3の福島へ期限付き移籍し、17年にはJ3栃木に完全移籍した。J3で結果を残し、徳島を経て今季G大阪に加入し、今レギュラーをつかみ取ろうとしている。「湘南はプロにしてくれたクラブなので、感謝しています。ただ、今は人生をかけてG大阪で勝負している。そのことが湘南の方々にも、特にG大阪のサポーターにも伝わってほしい。それをかけて勝負し、チームとしても勝利したい。あとは湘南の方に、覚えてもらえているかわからないですけど、成長した姿をみせられればうれしい」と話した。
リーグでは直近3戦負けなし(2勝1分け)で15位まで浮上した湘南には、4月17日の対戦で敗れ、今季初勝利を献上。一方でG大阪も、4連敗を止めた広島戦からチームの調子は上向きだ。互いのプライドをかけ、残留争いにおいても負けられない一戦に臨む。