奥川雅也のようなブレイクもある? オーストリアで修業を続ける若き日本人FWに期待大
G大阪から欧州へと旅立った中村
昨シーズンからオーストリア・ブンデスリーガ1部でプレイする中村敬斗。オランダやベルギーでも経験を積み、今季はオーストリア1部で2年目の戦いに挑んでいく。
三菱養和SCユースから2018年にガンバ大阪へ加入した中村は、開幕戦でデビューを果たす。初年度からJ1で17試合1ゴールを記録すると、翌年の夏にオランダのトゥエンテに移籍し、海外挑戦を決断する。オランダでも開幕戦でデビューすると、その試合でゴールを記録するなど、17試合4得点と結果を残した。
しかし新型コロナウイルスの影響もありチームを退団。シント・トロイデンを経て2021年にオーストリア2部のFCジュニアーズへ移籍し、今季途中からLASKリンツへ入団している。昨季はリーグ戦で22試合6ゴール1アシストを決めた中村は、終盤のラスト5試合で3ゴール1アシストをマーク。好調を維持してシーズンを終えているため、新シーズンへかかる期待も大きい。
若くしてオーストリアで成長を重ね、現在はブンデスリーガのビーレフェルトで主力となった奥川雅也のように結果を残し、中村もさらに上へとステップアップしていくことだろう。そのためにオーストリアで、多くのゴールを決めてアピールすることが重要だ。スピードとテクニックを駆使したドリブルで相手DFを置き去りにする中村は、キックの精度も高く得点を量産できる力を持っている。そんな彼が新シーズン、LASKリンツで欠かせない存在へと成長することができたら、近い将来欧州トップリーグで活躍する姿も見れるかもしれない。