鈴木武蔵がG大阪入団会見 後半戦で10ゴール&W杯メンバー滑り込み宣言
ベルギー1部ベールスホットからJ1G大阪に完全移籍で加入した元日本代表FW鈴木武蔵(28)が1日、本拠地パナソニックスタジアム吹田で入団会見に臨んだ。背番号45のユニホームを手にし、後半戦10ゴールとW杯カタール大会メンバー滑り込みを宣言した。
国内複数クラブが獲得に乗り出したが、G大阪が熱意で争奪戦を制した。鈴木はさまざまな要素が重なったことがG大阪を決め手になったと説明する。G大阪の片野坂監督のことは大分時代から良い評判を聞いていて、対戦してもそう感じていたという。「片野坂監督のもとでできるというのは僕とすれば新たなチャレンジで楽しみ」と意欲を見せる。
G大阪は過去に9個のタイトルを獲得しているが、2016年にパナソニックスタジアム吹田が開設して以降の優勝がない。「僕の初めてのタイトルとガンバの10個目のタイトルが取れたらいい」と復権を導く決意だ。
この日の練習から合流し、最短での出場は16日の大阪ダービー・C大阪戦(パナスタ)。リーグ戦では最大13試合の出場が可能となるが、「後半戦で10点取れたら自分的にはいいかなと思っています」と目標を置いた。
11月開幕のW杯カタール大会出場もあきらめていない。大逆転でのメンバー入りを狙うためにも得点量産が必要となる。「年齢的にもすごくいい年齢ですし、同世代の選手が活躍しているので、何とか自分も滑り込みたい。選手としても、ガンバとしても、入ることが価値のあること。一日一日をガンバでしっかり自分の成長のためにやって、その先にそれがある。それは自分の大きな目標でもあるので、信じてやっていきたい」。20年11月を最後に遠ざかっている日本代表復帰もつかみとる。