堂安律が先制点アシスト 「次はしっかり点を」自身の“ホーム”パナスタで得点に意欲
◆キリン杯 日本4―1ガーナ(10日・ノエスタ)
日本はガーナに4―1で勝利した。先発出場した堂安律は、「次はしっかり点を取れるように」と見据えた。
前半12分、久保建英がキッカーを務めた左コーナーキックの場面で、ペナルティーアーク近くから左足を振り抜いたが惜しくも枠外。同29分には、先制点となった山根視来の得点を演出した。同46分の三笘薫のゴールの場面でも、上田綺世と共にゴール前に滑り込む姿勢を見せ、得点につなげた。
カタールW杯メンバー入りに向けたアピールの場だが、堂安は「まず勝つことが1番のアピール。ここ1、2年、そういうプレッシャーかかる試合にうまく周りを使いながら自分が生きるとか、代表入りたての頃よりは余裕が出てきて、視野の広さなど少しは成長できているのかなと思う」と、チームに貢献することを第一に考えたという。共に東京五輪を戦った久保とは「彼の特徴は理解しているつもりだし、張っても中に入ってもできるようにというのは2人で話していた。同じピッチに立てるということでワクワクしていた。お互い良さを引き出していたと思うし、自分がボールを持っていなくても彼を使いながら、出したいところにいてくれるような感じだった」と、連係面に手応えを感じた。
この日の結果により、14日はチュニジア代表(パナスタ)との対戦が決定。兵庫県出身で、G大阪の下部組織、トップチームに在籍した堂安にとっては“ホーム”での試合が続く。「思い出深いピッチだけじゃなく、ホテルから街を見ていても懐かしいなと思うところがある。特に大阪に戻るとそういう感覚があるし、中学1年からやっていた練習場。次はしっかり点を取れるように。それが1番いいストーリーの完結だと思う」と、ゴールへの意欲を示した。