コロンビアとの天王山に敗れたU-19日本代表は準決勝進出ならず…《モーリス・レベロトーナメント》

U-19日本代表は6日、モーリス・レベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会)でU-19コロンビア代表と対戦し、1-2で敗戦した。

2023年のFIFA U-20ワールドカップ(W杯)出場を目指すU-19日本代表にとって試金石となる今大会。前節のコモロ代表をPK戦の末に敗れ、1勝1敗の2位で迎えた日本は、同勝ち点で並ぶ首位に立つコロンビアとの一戦に臨んだ。

グループ首位通過へ負けられない日本は、コモロ戦の先発からGK木村凌也、DF中野伸哉、MF山根陸、MF屋敷優成以外の7人変更。DF高井幸大、MF佐野航大、FW坂本一彩の3選手が今大会初出場を飾った。なお、新型コロナウイルス陽性判定の冨樫剛一監督が不在となった中、船越優蔵コーチが引き続き暫定指揮官を務めた。

◆U-19日本代表(スターティングメンバー)

GK:木村凌也(日本大)

DF:屋敷優成(大分)、高井幸大(川崎U-18)、田中隼人(柏)、中野伸哉(鳥栖)

MF:宇野禅斗(町田)、

MF:北野颯太(C大阪)、佐野航大(岡山)、山根陸(横浜FM)、山崎太新(筑波大)

FW:坂本一彩(G大阪)

前節の[4-4-2]から[4-1-4-1]へ布陣を変えて臨んだ日本は4分、佐野のスルーパスで右サイド深くまで抜け出した坂本の折り返しを走りこんだ北野がダイレクトで合わせたが、シュートはわずかにゴール右に逸れた。

以降は徐々にボールの主導権を握った日本が比較的容易にアタッキングサードまでボールを運ぶが、相手の集中した守備を前になかなか決定機まで持ち込めない。

クーリングブレイク後も押し込む日本だが、不用意なミスからピンチを迎える。36分、GK木村凌也のクリアミスをボックス右手前でカスティージョにカットされると、そのままボックス右まで持ち込まれて右足のシュートを許す。しかし、これは右ポストを直撃し難を逃れた。

ピンチを凌いだ日本は、前半アディショナルタイム1分に中盤でパスカットからショートカウンターを仕掛けると、佐野のスルーパスからボックス左に侵入した坂本が切り返しでマークを振り切りシュート。しかし、これは左サイドネットに外れた。

ゴールレスで迎えた後半、中野を下げて松田隼風を投入した日本だが、開始早々に失点を許す。47分、敵陣からのロングフィードを高井が中途半端なクリアで対応すると、ボックス左でボールをカットしたカペサスがマイナスへ折り返しを供給。ペナルティアークに走りこんだプエルタスのシュートは、ブロックに入った松田に当たり、そのままゴール左に吸い込まれた。

先制を許した日本は、60分に山根と山崎を下げて中村仁郎と升掛友護を投入。しかし、日本は直後に再び失点する。61分、バイタルエリア中央でボールキープしたルナの落としを受けたプエルタスがワンタッチで縦につけると、ボックス内でパスを受けたカペサスが左足のシュートをゴール左に突き刺した。

何とか反撃に転じたい日本は、72分に坂本と佐野を下げて二田理央と福井太智をピッチに送り出したが、アンヘルを前線に残して堅守速攻を徹底するコロンビアを崩しきれずに時間が経過。

それでも日本は88分、果敢にドリブルで仕掛けた松田がボックス左でオラヤに倒されPKを獲得。このPKを中村がゴール右に決め、1点を返したが反撃はここまで。試合はそのまま1-2でコロンビアが勝利。

この結果、コロンビアが首位で決勝トーナメントに進出。1勝2敗の日本は順位決定戦に回ることとなった。

U-19日本代表 1-2 U-21コロンビア代表

【日本】

中村仁郎(後44[PK])

【コロンビア】

プエルタス(後2)

カペサス(後半16)

◆U-19日本代表

GK:木村凌也(日本大)

DF:屋敷優成(大分)、高井幸大(川崎F)、田中隼人(柏)、中野伸哉(鳥栖)[→松田隼風(水戸)]

MF:宇野禅斗(町田)、

MF:北野颯太(C大阪)、佐野航大(岡山)[→福井太智(鳥栖)]、山根陸(横浜FM)[→中村仁郎(G大阪)]、山崎太新(筑波大)[→升掛友護(柏)]

FW:坂本一彩(G大阪)[→二田理央(ヴァッカー・インスブルック)]

https://web.ultra-soccer.jp/

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