【J1採点&寸評】C大阪3-1G大阪|全3得点に絡んだ奥埜がMOM。一触即発の昌子とL・ペレイラは…
C大阪――ダービーでは21年ぶりの逆転勝利
【C大阪|採点】
スタメン)
GK
キム・ジンヒョン 6.5
DF
松田 陸 6.5
マテイヨニッチ 6
鳥海晃司 6(70分OUT)
山中亮輔 6.5
MF
原川 力 6
奧埜博亮 7.5【MAN OF THE MATCH】
毎熊晟矢 6.5
ジェアン・パトリッキ 6(70分OUT)
清武弘嗣 7(87分OUT)
FW
アダム・タガート 7(74分OUT)
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途中出場)
DF
舩木 翔 6(70分IN)
MF 為田大貴 6(70分IN)
FW
北野颯太 6.5(74分IN)
FW
加藤陸次樹 ―(87分IN)
監督)
小菊昭雄 6.5
【C大阪|寸評】
序盤からボールを支配し何度もチャンスを演出。1つのミスから先制点を許す嫌な流れだったが、後半にも攻撃の手を緩めなかったことが「大阪ダービー」としては21年ぶりの逆転勝利に結びついた。
印象的だったのは中盤でのパスワーク。G大阪の中盤のプレスが効果的でなかったことも要因だが、トップ下に入った清武を中心にパスが面白いように通った。1トップで先発したタガートのディフェンスライン背後を狙う動きやポストプレーも的確で、オーストラリア代表FWとしての存在感を発揮した。自身の2ゴールを含む3得点に絡んだ奧埜の働きも絶大。基本布陣は原川とのダブルボランチだが、持ち前の運動量を生かして前線の空いたスペースに何度も飛び出し攻撃の幅を広げた。
G大阪――ゴール前で耐える時間帯が長く続いた
【G大阪|採点】
スタメン)
GK
一森 純 5.5
DF
昌子 源 5
三浦弦太 5.5
クォン・ギョンウォン 5.5
MF
ダワン 6
奥野耕平 5.5(84分OUT)
柳澤 亘 5.5
黒川圭介 5.5(67分OUT)
中村仁郎 6
山見大登 6.5(67分OUT)
FW
レアンドロ・ペレイラ 5
途中出場)
DF
藤春廣輝 5.5(67分IN)
MF
ウェリントン・シウバ 5.5(67分IN)
MF
石毛秀樹 ―(84分IN)
監督)
片野坂知宏 5.5
【G大阪|寸評】
劣勢の展開で奪ったリードを守り切れず、リーグ戦でのダービーマッチは6戦未勝利(2分4敗)。終盤には昌子とL・ペレイラが一触即発となるなど、後味の悪い敗戦だった。
公式記録のシュート数はわずか2本で、後半に至っては0。攻撃を組み立てる段階でのパスミスが目立ち、最前線にいるL・ペレイラになかなかボールが入らないなど思うように形を作れない課題を露呈した。守備面でも、流動的に動くC大阪の選手をマークしきれず、ゴール前で耐える時間帯が長く続いた。今月、トップチーム内で計7人が新型コロナウイルスに感染。厳しいチーム事情ではあるものの、連戦に備えて早急な改善が求められる。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。 ※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。