21日大阪ダービーへC大阪とG大阪の社長が異例の声明「節度のある行動を改めてお願い」

21日に開催されるJ1リーグ第14節、セレッソ大阪-ガンバ大阪(午後2時、ヨドコウ)の大阪ダービーに向けて、両クラブの社長が19日、ともに「フェアでクリーンな大阪ダービー開催に向けて」と題して、公式ホームページなどで異例の声明を発表した。

今年に入り、2月23日はパナスタ、4月23日はヨドコウで行われた、いずれもルヴァン杯1次リーグA組の大阪ダービーで、会場外で両クラブのサポーターによるトラブルが発生。それを重くみた両クラブのトップが、注意喚起した形となっている。

C大阪森島寛晃社長(50)は「ご来場の皆さまにおかれましては、スタジアム内外・長居公園周辺におきましても節度のある行動を改めてお願い申し上げます」とコメント。

G大阪小野忠史社長(60)は「この現状をクラブは重く受け止め、改めて多くのご来場頂くお客様が安心・安全にご観戦頂ける、トラブル・暴力の無い試合運営を行っていく所存です」というメッセージを出した。

両クラブは今後、スタジアム内外で問題の行為が確認された場合、会場からの退場や入場禁止、個人・グループに対して厳しい罰則を実施、検討するとしている。

今回の大阪ダービーは、公式戦通算57度目の対戦。4月23日のルヴァン杯では、56度目の対戦で史上初のスコアレスドローで決着している。

ともにここまで4勝5分け4敗の勝ち点17で並んでおり、8位のC大阪が得失点差で10位のG大阪をわずかに上回るだけ。両軍の激闘に水を差さないためにも、両クラブが相談し、異例の声明を出すことになった。

◆大阪ダービー 95年5月3日にJリーグ第1ステージで初対戦し、森島らを擁するC大阪がバルデスの得点で1-0と勝利。その後はルヴァン杯(前身ナビスコ杯)や天皇杯、ACLでも対戦。公式戦通算はC大阪が18勝11分け27敗と負け越している。

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