7人コロナ陽性のG大阪が今季初リーグ2連勝 片野坂監督「後半勝負にできたのが勝因」
◇明治安田生命J1第13節 G大阪1-0柏(2022年5月14日 三協F柏)
G大阪は総力戦で今季初の2連勝を勝ち取った。18本のシュートを浴びながら、後半26分にCKの流れからMFダワン(25)が挙げた1点を死守。今季初リーグ3試合連続クリーンシートとなった。
「前半45分間でゼロ(無失点)で終えて、後半勝負にできたのが勝因、勝ち点3につながったと思います」とは片野坂知宏監督。7人の新型コロナ陽性者が判明し、この日はユース所属のFW南野遥海(18)とMF桑原陸人(17)の2人がベンチ入り。さらに試合は開始から相手の積極的なプレスに苦しんだ。GK一森純の好セーブに相手シュートがポストに直撃する幸運もあったものの、それでも後半開始からは3バックに変更し、守備を立て直し。DF昌子源は「真ん中でゴールに蓋をする選手(センターバック)がコロナに罹患しなかったのは救われた点」と安堵の表情を浮かべた。
熱血指揮官は「難しい状況下で、選手が気持ちを奮い立たせてくれた。最後まで走ってくれた。戦ってくれた。彼らのおかげですし、ゴール裏のサポーターもたくさん来てくださり、手拍子で力をくれた」と感謝。そして「アカデミースタッフの協力もあり、総合力で勝ち点3を取れた」とクラブ全体でつかんだ勝利だと強調した。
次戦リーグ戦はC大阪との“大阪ダービー”となる。最大の宿敵との1戦を前に、ムードは上げ潮だ。