ガンバ大阪、6試合ぶりの白星 シュート決まらず得点力に課題も

◇○ガ大阪2―0神戸●(8日・パナスタ)

ガ大阪が終盤の2得点で6試合ぶりの白星。神戸は今季初勝利はならなかった。

ガ大阪は得点力に課題を残しながらも、6試合ぶりの勝利を飾った。

後半36分、味方のシュートが神戸の選手に当たって跳ね返ったところをDF権敬源が逃さずに詰め、頭で押し込んで先制ゴールを決めた。チームとして4試合ぶりの得点。権敬源は「ここ数試合は思うようなプレーができないこともあった。何よりも勝てたことがうれしい」と喜んだ。

試合終了間際には途中出場のMFウェリントンシウバが個人技でゴール前に持ち込み、豪快なシュートで2点目をたたき出した。ただ、片野坂監督は「得点(すること)に難しさを感じる試合だった」。相手の4本を大きく上回る21本のシュートを放ったが、得点に至ったのはゲーム終盤。DF昌子は「最後はゴールが決まったが、なかなか決まらないことで少し嫌な雰囲気になりそうだった」。相手ゴール前での連係ミスやシュートの精度を欠いたのが得点できない要因だった。

関西ダービーで得た収穫と課題。片野坂監督は「チームとして、まだ工夫や速さが必要」と組織的な攻撃で相手を崩していく必要性を説き、「90分間集中を切らさずに(ボールを保持して押し込むサッカーを)試していきたい」。もがいてつかんだ白星を次戦以降にも生かしたい。

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