左サイドで躍動したG大阪DF黒川「きょうは本職のポジションなんで」前節・札幌戦は未経験の右SB

明治安田生命J1リーグ第12節 G大阪2-0神戸(2022年5月8日 パナスタ)

G大阪の攻撃を活性化させたのは、左サイドバックのDF黒川圭介(25)だった。前半25分には自陣からドリブルで運んでシュートチャンスを演出。後半18分には左サイドの仕掛けからFW山見のシュートを演出した。

「自分の持ち味はドリブルや相手のプレスを回避して数的優位を作ること。推進力を持って前に押し込むのは試合前から意識していました。上手く表現できた部分は大きい」

神戸の元日本代表DF酒井高徳相手にも攻める気持ちを失わず。パス主体のチームにあって、後半28分に交代するまで個の仕掛けでアクセントとなった。

前節・札幌戦は未経験の右サイドバックでスタメン出場。持ち味を発揮しきれず、前半45分だけで交代した。「きょうは本職のポジションなんで、よりやらないとと思っていました」と黒川。間接的に右サイドバックの経験が生きたと笑った。

「プライベートでは仲良くさせてもらっているし、高いレベルで競争できている。ちょっとでも隙を見せるとやられると思います」

G大阪の左サイドバックは長らく元日本代表DF藤春広輝の定位置だったが、今季はリーグ12試合中11試合でスタメン出場。4月2日の名古屋戦ではJ1初得点を挙げるなど、存在感が大きくなってきた。

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