“阪神ダービー”はG大阪に軍配! 退場者を出した最下位神戸は今季J1初白星お預け
[5.8 J1第12節 G大阪 2-0 神戸 パナスタ]
J1第12節が8日に開催され、13位ガンバ大阪はホームで18位ヴィッセル神戸に2-0で勝利した。リーグ戦での白星は6試合ぶり。神戸は4連敗で開幕11戦未勝利(4分7敗)となった。
“阪神ダービー”でペースを握ったのはホームのG大阪。相手を押し込む中で前半23分、カウンターからFW中村仁郎が左足で強烈なミドルシュートを放つ。しかし、GK前川黛也に触られ、クロスバーをかすめて外れた。
前半31分には裏へのボールにFWパトリックが走り込み、後ろからDF菊池流帆のスライディングを受けて転倒。VARのオンフィールドレビューの結果、同34分に菊池に対してレッドカードが提示された。
数的優位に立ったG大阪は前半37分、右CKからニアのMF奥野耕平がヘディングでネットを揺らすが、オフェンス側のファウルで得点は認められない。その後のチャンスも生かせず、スコアレスでハーフタイムを迎えた。
10人でしのぐ神戸は後半9分にMFアンドレス・イニエスタを投入。すると同15分に早くも決定機を作り出す。イニエスタがドリブルからペナルティエリア内へ縦パスを送り、フリーで受けたFW武藤嘉紀が至近距離から右足でシュート。だが、GK一森純のファインセーブで先制とはならない。
その後も互いにゴールへ迫る展開が続くと、後半36分にG大阪が均衡を破る。右CKのこぼれ球を拾ったDF柳澤亘がシュートを放ち、相手に当たってペナルティエリア内右へ。フリーで待ち構えていたDFクォン・ギョンウォンがヘッドでゴール左に押し込み、加入後初得点を挙げた。
G大阪にとっては4試合ぶりのゴール。後半アディショナルタイム1分には、左サイドからカットインしたMFウェリントン・シウバが右足で決め、そのまま2-0の勝利を収めた。一方、ACLの遠征から戻った神戸はリーグ中断を挟んで4連敗。今季J1初勝利はお預けとなった。