明治安田生命J1リーグ第12節のガンバ大阪対ヴィッセル神戸戦が8日に行われ、ホームのG大阪が2-0で勝利を収めた。

【ガンバ大阪 2-0 ヴィッセル神戸　J1第12節】

今季開幕から10試合で4分け6敗といまだ白星がなく、AFCチャンピオンズリーグ（ACL）遠征中に最下位にまで転落してしまった神戸。一方のG大坂も3試合連続の無得点で5試合白星無しと、ともに苦しい状況で阪神ダービーを迎えた。

G大阪が押し気味に前半を進める中、30分を過ぎたところで試合に大きな転機が訪れる。エリア内に抜け出そうとしたパトリックを倒した菊池流帆が決定機を阻止したとして、VAR判定の末に一発レッドカードが提示された。

G大阪は菊池の退場前に中村仁郎のミドルがクロスバーをかすめたのに続いて、41分には柳澤亘のシュートが左ポスト、前半アディショナルタイムにはクォン・ギョンウォンの強烈なミドルが右ポストを叩くなど決定機を連発。だがゴールは奪えないまま前半を折り返す。

10人で戦う神戸は、負傷でACLグループステージを欠場していたアンドレス・イニエスタが54分からの交代出場で復帰。攻撃を活性化させ、武藤嘉紀がGKと1対1になる形をスルーパスで演出するなど決定機も生み出す。

数的優位ながらも苦しい戦いを強いられたG大阪だが、81分にはついに均衡を破ることに成功。CK後の流れでゴール前に浮いたボールをクォン・ギョンウォンが頭で押し込んだ。アディショナルタイムにも交代出場のウェリントン・シウバが決定的な2点目を奪い、G大阪が6試合ぶりの白星を挙げた。

【得点者】

81分 1-0 クォン・ギョンウォン（G大阪）

90+1分 2-0 ウェリントン・シウバ（G大阪）

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