【プレビュー】4日唯一のJ1カード。公式戦3戦無得点のG大阪とリーグ3戦完封の札幌が激突 | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田生命J1リーグは5月3日、4日に第11節が開催される。パナソニックスタジアム吹田では、ガンバ大阪と北海道コンサドーレ札幌の一戦が繰り広げられる。
大型連休中の5月4日、J1唯一のカードとしてG大阪と札幌が激突する。
G大阪は、ここまで2勝4分4敗。リーグ戦では4試合白星から遠ざかり、第9節ではホームで湘南ベルマーレに1点を守り切られて黒星を喫すると、前節・FC東京戦でも、相手の硬い守備を崩せず、チャンス自体も思った以上に作り出すことができなかった。またJリーグYBCルヴァンカップも含めれば、公式戦3試合で無得点と攻撃面の課題に直面している。
今季から指揮を執る片野坂知宏監督の下で、攻撃面は構築段階にあるとは言え、これ以上無得点が続くのは避けたいところ。時には個人でこじ開けられることも結果に繋げていくためには必要だ。その中でFC東京戦で久しぶりにリーグ戦での先発チャンスが訪れたFWレアンドロ・ペレイラには期待したい。ここまでの2ゴールは、いずれも途中出場から。そして第5節・アビスパ福岡戦以降は、ゴールからも遠ざかっている。苦しむ青黒軍団にゴールという形で勢いをもたらしたい。
対する札幌は、ここまでリーグ戦でわずか1敗と負けこそ少ないが、J1最多の7引き分けと勝ち切れない試合が多い。ただそれもJ1第8節・名古屋グランパス戦でシーズン初勝利を掴むと、第10節・湘南ベルマーレ戦では、FW菅大輝の目の覚めるような左足の一撃を逃げ切って今季2勝目をマーク。直近3試合で2勝1分と勝ち切れる試合が少しずつ増えてきている。
札幌の最大の強みは、変幻自在なビルドアップから繰り出していく展開力のある攻撃ではあるものの、好調な3試合は、いずれも無失点と守備が安定してきていることが勝利が増えてきた大きな要因だろう。さらにビルドアップでも欠かせない存在であるDF福森晃斗が湘南戦で復帰し、第4節・横浜F・マリノス戦以降は欠場が続いていたFW小柏剛も途中出場から戦列復帰。怪我人が戻りつつある状況でさらに勢いに乗るためにもここでシーズン初の連勝を飾りたいところだ。
苦しむ青黒と結果が伴い始めている赤黒。この先のリーグ戦への勢いに繋げるのは果たしてどちらか。