G大阪、新国立でF東京に完敗し14位後退 片野坂監督「現実として受け止めないと」
◆明治安田生命J1リーグ第10節 FC東京2-0G大阪(29日、国立)
G大阪は改修された国立競技場で初となるJリーグ開催のFC東京戦に0―2と敗れ、今季初の連敗を喫した。前半38分にコーナーキックからFC東京FWアダイウトンに決められると、後半27分には同MFレアンドロのドリブル突破を止めることができず2失点目。片野坂知宏監督は「0―2という結果は現実として受け止めないといけない」と敗戦を受け入れた。
この日はFWレアンドロペレイラが、リーグ戦では6試合ぶりに先発。指揮官は「いいトレーニングを積み上げてきていていたので、スタートからチャレンジしようと判断しました。今いる選手の中で、レアンドロペレイラが一番、得点を上げられる選手、ゴールに近い選手、期待を持てる選手かなということで先発起用しました」と抜てきした理由を明かした。前半43分にはDF藤春の低いクロスに飛び込むなど、ゴールの可能性は感じさせたが、ネットを揺らすことはできなかった。
後半は途中出場の18歳MF中村がチャンスに絡んだが、最後までゴールは割れず、公式戦は3試合連続の無得点。FW宇佐美やMF倉田ら、攻撃の中心となる選手が不在の中で、14位まで後退。片野坂監督は「けが人がいる中で、出ている選手はチャンス。そのチャンスをものにするかどうかは、結果になる。粘り強く、私自身も彼らとともにやっていく。チームを勝たせるようにやっていく」とした。