G大阪、敗れると23年ぶり3連敗の23日大阪ダービーへ DF藤春広輝「負けられない」
G大阪は22日、ルヴァン杯・C大阪戦(23日・ヨドコウ)の前日練習を行い、片野坂知宏監督、DF藤春広輝が取材に応じた。2月23日にホームで行われたルヴァン杯の同カードでは2―3と敗れており、大阪ダービーは昨季より2連敗中。公式戦3連敗となれば、1998年から99年にかけて喫したリーグ戦での4連敗以来、23年ぶりとなる。敗れればルヴァン杯の1次リーグ敗退も濃厚となる一戦に向け、指揮官は「大阪ダービーは、どういう状況でも負けられない。プライドのぶつかり合いになる」と、必勝を誓った。
21日にキャプテンを務めるMF倉田の負傷が発表され、チームは長期離脱中のFW宇佐美、GK東口を含め主力を欠く状況。倉田とともに、フィールドプレーヤーでは日本人最年長となる33歳の藤春は「(大阪ダービーの)経験が豊富な選手がいないので、自分がしっかり、手助けできるところはやっていきたい」と話した。重要となるポイントには「戦う気持ち。勝つ時は、みんなすごく戦えているイメージ」と語り、球際での争いなどで負けないことを挙げた。
この日はサポーターの有志が練習場に横断幕を設置し、選手たちを鼓舞した。「コロナ前はサポーターもいましたけど、今は旗だけつけてもらっていて。前日は気持ちが上がっていきます。(片野坂)監督からは、ここまでやってくれている、という気持ちを忘れずに戦え、と言われている。選手もわかっていることですし、サポーター同士も戦っているので、負けられない試合」と藤春。アウェーに乗り込んで迎える今年2度目の大阪ダービーに、強い思いを示していた。