湘南 17日にアウェーG大阪戦、山口智監督が44歳の誕生日に古巣と対戦
J1未勝利で最下位の湘南は17日にアウェーでG大阪と対戦する。チームは15日、非公開練習した。山口智監督は17日に44回目の誕生日を迎える。引き分け以下ならクラブワーストとなる開幕9試合勝ちなしのピンチだ。それでも指揮官は現役時代に数多くのタイトルを獲得した古巣との対決でリーグ戦初勝利を誓った。
山口監督の顔が思わずほころんだ。誕生日に試合を迎えることについて「キャリアのなかでもあまりなかった。G大阪戦でアウェーというのは面白い」。01年から11年までG大阪でプレー。MF遠藤保仁(現磐田)らと黄金期を築き上げた。チームは開幕からリーグ戦未勝利が続いているが、13日のルヴァン杯FC東京戦で公式戦8試合ぶりに勝利した。G大阪の選手の個の高さを評価しつつ「自分たちの良さを出すのが大事」と話した。
選手も燃えている。DF杉岡大暉は「G大阪相手というのは何かの縁。そういうのも含めて勝ちどころだと思う」と気合。細かく指示を出すDF出身の指揮官からは多くのことを学び成長につながった。先月末にコロナに感染した複数の選手も復帰し「ハプニングもあったがそろった。いい流れ」。指揮官に最高の誕生日プレゼントを贈るつもりだ。