「お互い非常にエキサイティングなすばらしい試合になった」G大阪片野坂知宏監督も絶賛したダービー【京都サンガF.C.vsガンバ大阪】
【京都サンガF.C.対ガンバ大阪 4月6日】
ダービーらしい試合だった。
京都にとっては中3日での関西ダービー。アウェイで神戸に勝利した勢いで、G大阪をホームに迎えての一戦だった。
■【画像】ボールを必死に競り合う京都サンガF.Cとガンバ大阪の選手たち
体を張った戦いになった。ダービーはこうでなくちゃいけない。
45分、金子大毅の狙ったはずのシュートはピーター・ウタカの方に行ってしまったが、ウタカはそれを躊躇せずに決めた。
「難しくなかった。押し込んだだけ」とウタカは言ったが、してやったりという感じだろう。それは喜び方を見て分かった。
好セーブを続けていた上福元直人も58分、ヘッドでのクリアボールにダワンが放った右隅への長めの低い弾道のシュートにはゴールを許してしまった。
京都もG大阪も後半には5人ずつを投入して必死に勝利を掴もうとした。意気込みが伝わる試合だった。
■「全体的にはよいゲームでした」
「何とか自分たちのペースにもって行けたことは選手が日々、大人になっているなと言うことを感じさせます。今日は2つの掌にパッションとタクティクスを載せて戦わなくてはいけない。パッションだけではだめだし、戦術を淡々と遂行するだけでもだめだと選手に伝えました。選手はそれに応えて見応えのある試合になった」
京都の貴裁監督は熱戦を振り返った。
いつもにも増してピッチサイドで動きっぱなしだったG大阪の片野坂知宏監督もこう言った。
「お互い非常にエキサイティングなすばらしい試合になった。先制はされましたけれど、後半にダワンのすばらしいシュートで同点に追いつき、何とかもう1点と言うところでは決定機は少なかったかもしれないですけれど、全体的にはよいゲームでした」