ウタカの今季4発目にダワンのJ初弾! 京都vsG大阪は互いに今季初連勝ならずの痛み分け【明治安田J1第7節】

明治安田生命J1リーグ第7節の1試合が6日にサンガスタジアム by KYOCERAで催され、京都サンガF.C.とガンバ大阪の一戦は1-1のドローに終わった。

その冷静さが憎い!思わず唸るループシュートBest3

前節をともに今季2勝目で飾った関西勢対決。ホーム凱旋の京都は武富と宮吉がメンバーから外れ、金子と山田が先発した。対するG大阪も前節、ホーム初白星を手にした勢いを持って今節へ。主将の倉田がベンチ外となるなか、石毛がスターティングメンバー入りを果たした。

J1リーグの舞台で2010年以来の対戦となり、開幕からそれぞれ2勝2分け2敗と歩みも似通った両者の一戦。互いに前からのプレッシングが印象的な立ち上がりになるなかで、それがより効果を成すG大阪がやや押し気味に試合を進める。

決定機自体こそ少ないものの、ペースを握るG大阪は30分にボックス右でボールをキープしたパトリックの落としからチャンス。齊藤の右足ダイレクトをゴール前の小野瀬が最終ラインの背後に抜け出しながら右足で押し込みにかかるが、相手GKの好守に遭う。

37分にも敵陣左サイドでのFKから昌子のヘッドで迫ったG大阪だが、ここもGK上福元の正面。すると、京都は45分、バイタルエリア右の白井による左足クロスこそクリアされたが、ボックス左の金子が右足で折り返す。最後はウタカが右足で押し込み、先制した。

ウタカの3試合ぶりとなるリーグ戦4得点目を浴び、1点ビハインドのG大阪は早い時間帯で追いつこうと、さらに攻勢を強め、56分にパトリックの裏抜けから絶好機。相手GKを前に誘い出して、山見がフィニッシュに持ち込むが、GK上福元が立ちはだかる。

それでも、焦れずに攻めに転じるG大阪は58分、右サイドから上がったクロスのクリアボールにバイタルエリア右で反応したダワンが迷いなく右足を一閃。ダワンにとって、加入後リーグ戦2試合目にしての初弾を右下に突き刺して、G大阪が振り出しに戻す。

耐え切れなかった京都は追いつかれた直後にメンデスを入れ、布陣を3バックにシフト。追いついて勢いづくG大阪が引き続き前のめりの戦いを講じるが、京都もGK上福元を中心に勝ち越しを許さず、J1デビューのイスマイラを送り込むなどで勝負に出る。

その終盤は京都の攻勢が続くが、J1リーグデビューから2試合連続先発のGK一森が後半アディショナルタイムに許したウタカの枠内シュートも阻止。ともに今季初連勝を目指して死力を尽くしたが、勝ち点1ずつを分け合う結果に終わっている。

京都サンガF.C. 1-1 ガンバ大阪

【京都】

ピーター・ウタカ(前45)

【G大阪】

ダワン(後13)

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