【一挙プレビュー】 火曜にはC大阪と柏が激突。水曜には京都とG大阪の“京阪ダービー”や鳥栖と札幌の“無敗対決”が行われる| Jリーグ
4月5日(火)と6日(水)に開催されるJ1リーグの試合プレビューを一挙に紹介する。
4月5日
19:00 セレッソ大阪 vs 柏レイソル(J1)
C大阪は前節、川崎フロンターレに4-1で勝利。前半だけで3得点を挙げる圧巻の戦いで、王者に黒星をつけた。直近の公式戦4試合では計15得点を記録。唯一の火曜開催となる今節は古巣戦を迎えるDF山中亮輔、前節2得点のMF乾貴士が組む左サイドに要注目だ。
対する柏も4位と好調をキープ。ここ2試合はFWドウグラスが欠場しているものの、FW細谷真大を軸に、チームとして高いパフォーマンスを発揮し続けている。そして今節からはC大阪、川崎フロンターレとのアウェイ2連戦。この上位対決でチームの真価が試される。
4月6日
18:30 京都サンガFC vs ガンバ大阪(J1)
京都は開幕戦以来となる勝点3を獲得。先制点こそ許したが、カウンター2発で逆転し、最後はMF山田楓喜にプロ初得点が飛び出した。戦績を2勝2分2敗の五分に戻し、今節はJ1では2010年以来の“京阪ダービー”。アグレッシブな姿勢を貫き、真っ向勝負を挑む。
G大阪も前節で2勝目を挙げた。GK一森純、MFダワンと加入後初先発を果たした2人がホーム初勝利に貢献。特にダワンはMF齊藤未月とボランチを組み、強度の高いプレーを披露した。ブラジルからやってきた“戦士”は今後、G大阪にとって大きな強みとなりそうだ。
19:00 FC東京 vs ヴィッセル神戸(J1)
FC東京は連勝が「3」でストップ。ただ、速攻という昨季までの強みを生かしつつ、新たに取り組むボール保持の局面でも手ごたえを感じさせている。今節はMF松木玖生が出場停止となるが、ACL出場クラブ3連戦の2試合目で勝点3を挙げ、さらなる自信を手にしたい。
神戸は開幕7試合未勝利。リュイス・プラナグマ監督の初陣となった前節は3失点の逆転負けを喫した。それでも、ウイングとして起用されたDF初瀬亮がゴールを挙げるなど、ポジティブな側面も垣間見えた。チーム一丸で苦境を乗り越え、待望の初勝利を掴めるか。
19:00 ジュビロ磐田 vs 川崎フロンターレ(J1)
磐田は前節、新加入のDFリカルド・グラッサが初出場。現在は複数失点で2連敗を喫しているだけに、守備改善のキーマンとして初先発の期待も高まる。そして、前線ではFW杉本健勇に注目。ここまでは無得点が続いており、王者との対戦でネットを揺らせるか。
川崎Fは4失点の完敗で今季2敗目。ホームでは実に26試合ぶりの黒星を喫し、昨季の敗戦数と早くも並ぶこととなった。ショックから立ち直りたい今節は2人の代表選手に注目。ここまでフル出場を続けるDF谷口彰悟、DF山根視来を中心に本来の強さを取り戻したい。
19:00 サンフレッチェ広島 vs 横浜F・マリノス(J1)
広島はミヒャエル・スキッベ新監督の下、待望の初勝利。MF藤井智也が縦に仕掛けると、そのクロスをMF満田誠が合わせ、両WBの2人で決勝点を奪った。また、スタイルとして掲げるハイプレスも着実に浸透しており、今節も球際の攻防で優位に立ち、連勝を狙う。
横浜FMはクラブ創設30周年記念試合で2-1と勝利。クラブの伝統を知るMF水沼宏太が決勝点を演出するという最高の形で4勝目を挙げた。そして今節はFWレオ・セアラに注目だ。昨季の対戦では鮮やかなFKを決めており、今季初得点に向けた期待が大きく膨らむ。
19:00 アビスパ福岡 vs 鹿島アントラーズ(J1)
福岡は1勝4分1敗と引き分けが先行。6試合中3試合で無失点、複数失点も勝利した前々節のみと守備は安定しており、今節は攻撃陣の奮起に期待だ。昨季の鹿島戦は2戦2勝。ホームの対戦で決勝点を挙げているFW金森健志は今回も古巣相手にゴールを狙う。
鹿島はFW鈴木優磨、FW上田綺世のアベックゴールで4連勝。2試合消化が少ない中で、首位と勝点1差まで迫っている。ただ、今節はMFディエゴ・ピトゥカが出場停止。新加入ながらここまで全試合に先発しているMF樋口雄太の働きがより重要となりそうだ。
19:00 サガン鳥栖 vs 北海道コンサドーレ札幌(J1)
鳥栖は開幕6試合で1勝5分。リーグ最少の2失点に抑え、無敗をキープしていることはポジティブだが、上位進出に向けては引き分けの多さが気がかりだ。そして今節はFW岩崎悠人が契約上の理由で出場不可。川井健太監督は得点力改善のためにどんな策を施すか。
一方、鳥栖以上に“ドロー地獄”に陥っているのが札幌だ。前節の引き分けで開幕6戦連続ドロー。ただ、内容面は悲観するものではないだけに、今節も攻撃的なスタイルを貫きたい。ここ2試合で途中出場から爪痕を残しているFW中島大嘉のプレーにも注目だ。
19:30 浦和レッズ vs 清水エスパルス(J1)
浦和は前節、MFダヴィド・モーベルグがPKから2試合連続ゴール。またFWキャスパー・ユンカーが徐々に状態を上げ、MF松尾佑介も新天地デビューを飾るなど、攻撃のコマは充実している。ACL前最後のホームゲームとなる今節は、前線の躍動に期待がかかる。
清水は後半アディショナルタイムに失点を喫し、痛恨の逆転負け。ただ、FWベンジャミン・コロリが公式戦2戦連続の得点を挙げたことは収穫だ。昨季のアウェイ・浦和戦では終盤の決勝点で劇的勝利。タイトな日程の中で良いイメージを持って敵地に向かいたい。
19:30 名古屋グランパス vs 湘南ベルマーレ(J1)
名古屋は開幕戦以来勝利なし。前節は今季初の複数失点と堅守が崩れてしまった。ただ、今節からは本拠地2連戦。昨季から数えて12戦無敗のホームで仕切り直しを図る。注目はMF相馬勇紀。左サイドのドリブラーに初得点が生まれればチームは勢いに乗れるはずだ。
対する湘南は開幕6試合未勝利。先週29日には選手8人の新型コロナ陽性が発表されるなど、苦しい状況が続いている。ただ、前節はFW鈴木章斗が初先発、FW若月大和も途中出場からリーグ戦デビュー。待望の初勝利に向けて、今節もヤングパワーに期待が集まる。
<5日の対戦カード>
19:00 C大阪vs柏(J1)
<6日の対戦カード>
18:30 京都vsG大阪(J1)
19:00 FC東京vs神戸(J1)
19:00 磐田vs川崎F(J1)
19:00 広島vs横浜FM(J1)
19:00 福岡vs鹿島(J1)
19:00 鳥栖vs札幌(J1)
19:30 浦和vs清水(J1)
19:30 名古屋vs湘南(J1)