【名古屋グランパス】悪循環でG大阪に大敗 監督「下を向かず一戦一戦戦いたい」

◇2日 J1第6節 G大阪3―1名古屋(パナソニックスタジアム吹田)

得点として結実しない攻撃が、不運な失点につながる悪循環で、大敗した。名古屋はオウンゴールを含む3失点で今季最多失点。得点も、試合終盤にMF仙頭が移籍後初ゴールで一矢報いるのが精いっぱいだった。

前半、相手のミスを見逃さずに中盤でボールを拾い、試合を支配する展開が続いたが、得点につながらないまま、前半26分にFKから失点。後半はトップ下の仙頭をボランチに下げ、FW柿谷をトップ下に置くことで、縦への推進力は増した。

しかし、同9分にFWマテウスのクリアがDF宮原に当たって跳ね返りオウンゴールに。2点を追う立場となり、前掛かりとなることを強いられると、カウンターを浴びる場面が増え、決定機に移れないまま時間が過ぎた。

「行くべきところと引くべきところがあいまいになってしまった」とDF藤井。仙頭も「もったいないシーンで2失点してしまっている。アグレッシブな状況でも後ろのリスクマネジメントというのはより整理していかなければいけないと」と今後の課題を口にした。

コンディション調整中のDFリーダー・中谷を欠いた試合で大量失点。藤井は「いなくなったから負けたと言われたくない」と唇をかむ。今月は、残り7試合を戦う。「0―3の状況で1点返したのは次につながる。下を向かずに一戦一戦戦いたい」と指揮官。後ろを振り返らずに、中3日で迎える湘南戦(豊田ス)に視線を向けた。

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