パトリック初弾に黒川J1初ゴール! G大阪が名古屋に3発快勝でホーム戦4度目の正直【明治安田J1第6節】

明治安田生命J1リーグ第6節の1試合が2日にパナソニック スタジアム 吹田で催され、ホームのガンバ大阪が3-1で名古屋グランパスを下した。

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開幕から5試合を消化して1勝2分け2敗のG大阪はGK一森と新戦力のダワンが先発でJ1リーグデビュー。一方、1つの未消化試合を残して1勝2分け1敗の名古屋は負傷離脱が続いた丸山がベンチながら、実に11カ月ぶりの戦線復帰を果たした。

ここ公式戦5試合で白星から遠ざかり、この4月を反攻の月にしようと、ここまで3戦未勝利のホーム戦で必勝を期すG大阪だが、先のルヴァンカップで公式戦2勝目を手にして、J1リーグでも開幕戦以来の白星に弾みをつけた名古屋がやや押し気味に進める。

その名古屋は12分にハーフウェイライン付近でボールを受けた酒井の浮き球パスから相手最終ラインの背後を抜け出した仙頭が絶好機を迎えるなど、序盤のペースを握ったが、G大阪もパトリックがヘディングで相手ゴールに迫るなど、次第に押し返す。

すると、26分にG大阪が敵陣右サイドでのFKから先取する。キッカーを務めた山見の右足クロスをファーサイドの三浦が相手と競り合いながら落とすと、フリーの昌子が右足ダイレクト。ゴール前のパトリックにヒットしたボールが右に吸い込まれていった。

パトリックの公式戦2戦連発となる今季J1リーグ初ゴールで先制したG大阪はその勢いのまま畳みかける。ただ、33分に倉田の左クロスにゴール前のパトリックがドンピシャで合わせたヘッドはGKランゲラックの好守に遭うなど、追加点とはならない。

前半の終盤に入って、盛り返した名古屋は右CKのチャンスからキッカーのマテウスが左足の鋭いキックでそのままゴールを狙っていけば、前半アディショナルタイム1分にも相馬のスルーパスから稲垣がチャンスを迎えるが、いずれもGK一森に阻まれる。

1点ビハインドで試合を折り返した名古屋はその後半の頭からキャプテンの稲垣に代わって、柿谷を投入。仙頭を一列下げての攻撃的な布陣で後半の入りから攻め込むが、G大阪守備陣も相手の揺さぶりに動じず、しっかりとしたディフェンスで凌ぐ。

そのG大阪は54分、倉田から小野瀬への繋ぎで中央を崩しにかかると、右サイドでボールを受けた山見が右足クロス。カバーに戻ったマテウスにファーサイドでクリアされるが、宮原に当たってゴールが名古屋ゴールに吸い込まれ、追加点を手にする。

不運な形で2失点目の名古屋は交代枠も駆使して巻き返そうとするが、G大阪が62分に敵陣左サイド深くでのボール回収からボックス左に仕掛けていった黒川が右足コントロールショット。GKランゲラックから自身J1初弾をゴール右に叩き込み、3点目を奪う。

今季最多3失点目を喫し、より劣勢の名古屋は相手のトーンダウンにも乗じてさらに攻め立て、83分に仙頭が敵陣深くでのボール奪取から右足シュートを決めて1-3。だが、今季最多3発のG大阪がそれ以上の反撃を許さず、リーグ戦4試合ぶりの勝利を手にしている。

ガンバ大阪 3-1 名古屋グランパス

【G大阪】

パトリック(前26)

OG(後9)

黒川圭介(後17)

【名古屋】

仙頭啓矢(後38)

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