【J1名古屋】長谷川健太監督“古巣”G大阪を警戒…宇佐見&東口欠けても「埋めるタレントいる」
サッカーJ1の名古屋グランパスは2日、G大阪戦に臨む。長谷川健太監督(56)にとっては、2014年に国内3冠も達成した古巣。豊富なタレントを擁するG大阪への警戒と、グランパスのチーム状態に感じる手応えを明かした。チームは1日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開練習をした。
自信を手に、古巣へ乗り込む。3月26日のルヴァン杯・徳島戦(豊田ス)では、前半の厳しい時間帯を耐えて2―0勝利。長谷川監督は、チーム状態の上向きと伝統クラブ同士の対決となる古巣戦への決意を語った。
「(悪かった時は)何が悪かったのか、という話ができるようになってきたし、選手たちも『そうだよね』という形で理解してくれる。戦術の浸透度、理解は徐々に上がってきている」
徳島戦では、前半は相手にボール保持を許しながら、要所を締めて決定機を回避。後半、徳島が疲労の色を見せた段階で途中出場のFW酒井、FW柿谷が得点して勝ち切った。指揮官は、チーム状態が確実に上向いている感覚を得た。
G大阪はFW宇佐美とGK東口の代表経験者2人を欠くものの「それを埋めるタレントがいる」と長谷川監督。11月20日の前回対戦(パナスタ)でもゴールを許したFWパトリックを中心とした攻撃には「うちなんかよりもたくさん点を取れている。怖いチーム」と警戒を寄せる。
3月29日までに選手2人の新型コロナウイルス陽性が診断されたものの、その他の選手・スタッフは陰性と、影響は最小限。中3日以内で8試合が続く4月の初戦をものにし、春の連勝街道を突っ走る。