イタリアに歴史的勝利!北マケドニア代表元Jリーガー、バブンスキー兄弟から日本のファンへメッセージ
人口約208万人、日本でいうと長野県や名古屋市と同じくらいの北マケドニア(FIFAランク67位)が昨年のヨーロッパ王者のイタリアを下し、サッカー界を揺るがすジャイアントキリングで世界を驚嘆させた。
24日に開催されたカタール・ワールドカップ欧州予選プレーオフで北マケドニアはアウェイでイタリアと対戦。後半アディショナルタイムにトライコフスキがミドルシュートを叩き込むと、1-0の勝利を収めた。
その北マケドニア代表には、日本でも馴染み深い兄弟が選出されている。ダヴィッド・バブンスキーとドリアン・バブンスキーだ。イタリア戦での出場はなかったものの、歴史的勝利に貢献した2人が試合直後にGOAL Japanを通じ、日本のファンにメッセージを寄せた。
兄弟の父はかつてガンバ大阪でプレーしたボバン・バブンスキー氏。兄のダヴィッドは2017年の冬に横浜F・マリノスへ加入し、この年の開幕・浦和レッズ戦で初ゴールを決めている。外国籍選手が親子で、Jリーグでのゴールを記録したのは初となった。翌18年夏に大宮アルディージャへ移籍すると19年まで約3年間日本で活躍。現在はハンガリーのデブレツェニVSCでプレーする。
「地球の裏側から応援してくれていることに感謝します。日本のファンは本当にすごい。温かさとポジティブなエネルギーをいつも感じることができますし、私の家族もそう感じています。日本と日本の人々は、いつも私たちの心の中にいます」
また、弟のドリアンは兄と同じ17年に来日し、複数のJクラブの練習に参加した。最終的にFC町田ゼルビアへ加入すると同時にJ3・鹿児島ユナイテッドへ期限付き移籍。翌年町田に戻り日本で約4シーズンを戦った。現在は兄と同様、ハンガリーのデブレツェニVSCに所属する。
「ここ数日、日本からたくさんの応援メッセージをいただきました。継続的な応援、サポートにとても感謝しています。日本の方々の温かさを感じ、とても嬉しく、日本がとても恋しくなります。ワールドカップでお会いできることを願っています。アリガトウゴザイマシタ!!!!!!!」
カタールW杯出場を懸けた欧州プレーオフ決勝の対戦相手はポルトガル。再びのジャイアントキリングなるか。注目の一戦は30日、ポルトガルのホームで開催される。