「開戦直後はまさに攻撃の中心地にいましたが――」ガンバOBのプロタソフ氏がウクライナの悲惨な現状を報告

「兄弟国のロシアが今では憎い敵国となり…」

ガンバ大阪は3月14日、クラブOBであるオレグ・プロタソフ氏からウクライナにおける現状報告の依頼があったことを発表。クラブの公式サイトでコメントを公開した。

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かつてソビエト連邦代表やウクライナ代表として活躍したストライカーで、現在はウクライナサッカー協会・第一副会長を務めるプロタソフ氏は、G大阪の公式サイトでコメントを発表。ウクライナと自身の現状について綴っている。

「ガンバ大阪のすべてのファン・サポーターの皆様にご挨拶申し上げます。いつも日本で過ごした2年間を温かい気持ちで思い出しています。今、私の国ウクライナは大変厳しい時を迎えています。兄弟国のロシアが今では憎い敵国となり、私の国をロシア軍が攻撃をはじめ、町を爆撃し、民間人(子どもや女性、老人など)も多数亡くなっています。

私は開戦直後はキエフ郊外のまさに攻撃の中心地にいましたが、リビウに避難することが出来ました。ここは、今のところ落ち着いています。ただ、いつまでかは分かりません。ウクライナを愛する勇敢な国民を信じています。そして、私達の国に平和と安らかな日々が、サッカーが日常で戻ってくるとを願っています」

プロタソフ氏は現役時代、ロシアのディナモ・キエフ、ギリシャのオリンピアコスなどを経て1994年から2年間G大阪に在籍。Jリーグでは通算55試合・24得点を記録している。

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