G大阪 ウクライナ協会副会長の現状を報告「日本で過ごした2年間を温かい気持ちで」

J1G大阪は14日、1994~95年に選手として在籍し、現在はウクライナサッカー協会・第一副会長を務めるオレグ・プロタソフ(58)の現状報告を、本人の依頼を受けて公式サイトで行った。

ウクライナ出身のプロタソフ氏はソ連代表として86年メキシコ、90年イタリアW杯に出場。ソ連崩壊後はウクライナ代表としてプレーした。94年に釜本邦茂監督率いるG大阪に加入。ストライカーとしてJリーグ通算55試合出場24得点と活躍した。

現在はウクライナサッカー協会・第一副会長としてウクライナサッカー発展に尽力。ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いていることに対し、ウクライナにおける現状報告の依頼がG大阪にあり、ファン・サポーターに向けて公式サイトに掲載した。

プロタソフ氏のコメントは以下の通り。

「ガンバ大阪のすべてのファン・サポーターの皆様にご挨拶申し上げます。いつも日本で過ごした2年間(1994年~95年)を温かい気持ちで思い出しています。今、私の国ウクライナは大変厳しい時を迎えています。兄弟国のロシアが今では憎い敵国となり、私の国をロシア軍が攻撃をはじめ、町を爆撃し、民間人(子どもや女性、老人など)も多数亡くなっています。私は開戦直後はキエフ郊外のまさに攻撃の中心地にいましたが、リビウに避難することが出来ました。ここは、今のところ落ち着いています。ただ、いつまでかは分かりません。ウクライナを愛する勇敢な国民を信じています。そして、私達の国に平和と安らかな日々が、サッカーが日常で戻ってくるとを願っています。ウクライナサッカー協会第一副会長 オレグ・プロタソフ」

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