「攻撃の中心地にいました」元ガンバ大阪、ウクライナサッカー協会副会長のプロタソフ氏が現状を報告

かつてガンバ大阪でもプレーしたオレグ・プロタソフ氏が、ウクライナの現状を報告した。G大阪が伝えた。

【写真】ウクライナサッカー協会副会長になったプロタソフ氏の現在の姿

プロタソフ氏は、旧ソビエト連邦時代にドニプロでプレー。その後、ディナモ・キエフ、オリンピアコスへと移籍し、1994年1月にG大阪へと加入。1シーズン半プレーした。

FWとしてプレーしたJリーグでは55試合で22得点を記録していた。

その後、ギリシャでプレーをしたプロタソフ氏は、引退後には指導者として活躍。ステアウア・ブカレスト、ドニプロ、クラスノダール、FCロストフ、アスタナ、ディナモ・ミンスク、アストラ・ジュルジュなどで指揮。ウクライナ代表のテクニカルディレクター(TD)に就任すると、2018年5月からはウクライナサッカー協会の副会長を務めている。

そのプロタソフ氏は、2月24日から始まったロシアによる軍事侵攻について報告。ウクライナの現状をG大阪を通じて伝えた。

「ガンバ大阪のすべてのファン・サポーターの皆様にご挨拶申し上げます。いつも日本で過ごした2年間(1994年~95年)を温かい気持ちで思い出しています」

「今、私の国ウクライナは大変厳しい時を迎えています。兄弟国のロシアが今では憎い敵国となり、私の国をロシア軍が攻撃をはじめ、町を爆撃し、民間人(子どもや女性、老人など)も多数亡くなっています」

「私は開戦直後はキエフ郊外のまさに攻撃の中心地にいましたが、リビウに避難することが出来ました。ここは、今のところ落ち着いています。ただ、いつまでかは分かりません」

「ウクライナを愛する勇敢な国民を信じています。そして、私達の国に平和と安らかな日々が、サッカーが日常で戻ってくるとを願っています」

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