J1磐田MF遠藤保仁が古巣・G大阪と決戦へ「特別ではない」

J1ジュビロ磐田のMF遠藤保仁(42)が古巣との決戦へ自然体で臨む。磐田は12日のG大阪戦(午後2時)に向けて8日、試合が行われるヤマハスタジアムで1時間半の練習を行い、42歳の大ベテランが精力的にフルメニューを消化した。

静かに闘志を燃やした。20年途中にG大阪から期限付き移籍で加入。今季は完全移籍となり「磐田の遠藤」として約20年在籍した「一緒にやってきた仲間」と初の真っ向勝負だ。「やる時は目の前の敵にはもちろん負けたくない。ガンバ(G大阪)だから特別ではない。同じようにピッチに入る」と気負いは一切ない。

絶対的司令塔として開幕からリーグ戦3試合連続先発出場。「非常に大きい勝ち点3」と5日の京都戦(4〇1)でも攻撃をけん引し今季初勝利に貢献。「どういう時間帯でどういうプレーが必要か、選手同士で意思統一ができている」と戦術の成熟度を口にした。

今シーズン得点すれば、自身が持つ24年連続シーズン得点記録を更新する。さらに「神様」ジーコ氏の41歳3か月12日のJ1最年長得点記録も上回る。それでも視線の先はチームの勝利だ。「開幕した時より良くなっている。みんなも少しずつ手応えをつかんでいる」とキッパリ。「磐田の心臓」が周りを最大限生かし、今季初の連勝へタクトを振る。(森智宏)

〇・・・J1磐田が贈呈

選手会が磐田市の教育委員会に寄付金と図書カードを8日贈呈した。「J1昇格記念&ファン感謝オークション」で集まった収益の半分(76万7539円)を寄付金として贈呈。図書カードは市内の小中学校33校に配られる。

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