「いちガンバサポとして感動しました」

心温まるワンシーンだった。

３月６日に行なわれたJ１第３節のガンバ大阪対川崎フロンターレの一戦は、２－２のドロー決着。ホームのG大阪は２－１で終了間際を迎えていたが、最後に川崎のレアンドロ・ダミアンに同点弾を見舞われる。

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GK石川慧が手にしたボールを転がして蹴り出そうとした瞬間、背後から現われた小林悠にかっさらわれる。小林のパスを受けたL・ダミアンが、無人のゴールに流し込んだ。

痛恨のミスに思わずしゃがみこむ石川に、L・ダミアンが駆け寄ってなぐさめる。ほどなくして、タイムアップの笛。顔を覆ってピッチに崩れ落ちる石川に、L・ダミアンは再び、歩み寄り、抱きかかえ、言葉をかける。

チームを敗戦から救う大仕事をやってのけた男は、相手を気遣う心も忘れていなかった。この思いやりのある振る舞いに、SNS上では「ダミアンまじ紳士すぎて惚れた」「ダミアンほんまありがとうやな」「最後のダミアンのスポーツマンシップに拍手」「相手の気持ちも考えられる、素晴らしい選手ですね」「決めたあとのGKへの配慮も含めてダミアンは神」「いちガンバサポとして感動しました」「凄くダミアンがいい人だと思いました」「ダミアンの優しさに勇気をもらいました！」など称賛の声が上がった。

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