G大阪、試合終了間際の痛恨ミスで勝利逃す…川崎Fが辛くも勝ち点1を獲得
明治安田生命J1リーグ第3節が6日に行われ、ガンバ大阪と川崎フロンターレが対戦した。
先制したのはホームのG大阪だった。34分、ペナルティエリア手前で相手のクリアボールに山本悠樹が反応。右足で押さえの効いたダイレクトボレーシュートを放ち、ゴール右下に突き刺した。
追いかける展開となった川崎Fは41分、左サイドで密集を突破したチャナティップのスルーパスに遠野大弥が抜け出す。遠野がグラウンダーで折り返すと、ボックス中央でレアンドロ・ダミアンが合わせようとしたが、ミートできずに失敗。アウェイチームは1点のビハインドで折り返す。
川崎Fは後半に入って攻勢を強めると、75分に待望の同点ゴールを獲得する。右から中央に切り込んだ小塚和季が、ピンポイントの浮き球をペナルティエリア左に供給。反応した宮城天はファーストタッチで相手をかわすと、右足でゴール右下に流し込んだ。
しかし77分、G大阪がすぐに勝ち越し点を獲得する。右サイドからカットインを仕掛けた小野瀬康介が左足を振り抜くと、シュートは相手DFに当たって軌道が変化。ドライブシュートのような形となって、相手GKチョン・ソンリョンの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。
再び追いかける展開となった川崎Fは88分、右からのクロスに宮城が頭で合わせるが、右のポストに嫌われて得点とはならない。
試合はこのまま終わるかに思われたが、試合終了間際に相手のミスで川崎Fが追いつく。G大阪のGK石川慧はボールを足下に置いてから味方につなごうとしたが、背後にいた相手FW小林悠に気づかずボールを奪われてしまう。小林はL・ダミアンにつなぎ、L・ダミアンは無人のゴールに流し込んだ。
G大阪は土壇場で連勝を逃し、川崎Fは辛くも勝ち点「1」を拾った。次節、G大阪は12日にアウェイでジュビロ磐田と、川崎Fは12日にホームで名古屋グランパスと対戦する。
【スコア】
ガンバ大阪 2-2 川崎フロンターレ
【得点者】
1-0 34分 山本悠樹(G大阪)
1-1 75分 宮城天(川崎F)
2-1 77分 小野瀬康介(G大阪)
2-2 90+5分 レアンドロ・ダミアン(川崎F)