[ナビスコカップ]新潟がレオ・シルバ退場も、終了間際ラファエル・シルバのゴールで勝ち越し! 鹿島は敵地で先勝 theWORLD(ザ・ワールド) 10月8日(木)8時20分配信

鹿島はMF山村が先制ゴール

7日、Jリーグヤマザキナビスコカップの準決勝、第1戦が各会場で開催された。第1戦はクラブ史上初となるベスト4進出を果たした新潟と神戸が、ホームに優勝経験を持つG大阪と鹿島を迎えた。

3日に同じカードで行われたリーグ戦では、鹿島が2得点を奪い、アウェーで完勝を収めた。日本代表に選出された柴崎の代役はMF山村が務める。

立ち上がりは鹿島が攻勢に出る。積極的にシュートを放つと、素早い攻守の切りかえで相手にペースを与えない。すると21分、左サイドをDF山本がえぐって 中に送ると、こぼれ球をMF山村が叩き込んで先制に成功した。さらに前に出る鹿島は27分、DF西がきわどいシュートを放つと、30分にもFW赤崎が振り 向きざまにゴールを狙う。神戸は相手に自陣深くまで攻め込まれ、なかなか流れをつかむことができない。それでも33分、中央で受けたMF森岡が鋭いシュー トを打ち込むが、これはGK曽ヶ端の好セーブに阻まれ同点とはならなかった。39分にはDF西、MF遠藤、MF小笠原と繋がれ、FW赤崎にボレーで流し込 まれて、前半のうちに2点を追う展開となる。

後半、神戸は後半頭からDF安田とFW石津を投入。さらにFWレアンドロにボールを集めて打開を図るが、DF昌子の激しいコンタクトを受けて自由を与えて もらえない。それでも70分CKの流れから、DF安田のクロスをDF岩波がヘディングで決めて1点を返す。鹿島が途中出場のMFカイオとFWダヴィを中心 に、前に出る相手の背後を突いて3点目を狙いにいくと、神戸もサイドを使いながら攻撃に出て、終盤立て続けにチャンスをつくる。しかし最期までゴールを割 ることはできず、試合はそのまま終了し、鹿島が敵地で2ゴールを挙げて先勝している。

過密日程を戦うG大阪は、代表に選出された東口、丹羽、米倉、宇佐美に加え、遠藤、今野、パトリックを帯同させず、大きくメンバーを変えて試合に臨んだ。チームを影で支えるベテランのMF二川やMF明神、勢いのある若手のDF西野やMF井手口が先発に名を連ねた。

前半は両者が互いに相手の出方を探りながら、じっくり攻撃の糸口を探る。その中で27分、新潟のFW山崎がドリブルで持ち込みフィニッシュまで運ぶと、G 大阪も29分、FKのチャンスをMF二川が直接狙うが、これはGK守田に弾き出される。試合に熱がさし始めると、先制点が生まれたのは33分、左サイドに 走り込んだDF藤春のクロスを、MF大森が頭で捉えてG大阪がアウェーゴールを挙げた。しかし新潟もすぐさま反撃に出る。36分、DF舞行龍のパスに抜け 出したMF山本が、巧みなフェイントで相手を翻弄し、きっちり決めて同点に追いついた。

後半は新潟が積極的に攻めに出る。FW山崎の突破力を生かして敵陣を破ると、7分のMFレオ・シルバの直接FKはバーに阻まれるも、逆転まであと一歩とい うところまで迫る。しかし66分、ボールのないところで相手に接触し、MFレオ・シルバが退場処分を受けてしまう。数的優位に立ったG大阪は、FWリンス を投入し、2つ目のアウェーゴールを奪いにいくが、新潟の粘り強い守備に、追加点を奪うことができない。新潟はFW指宿に代えて、個人で攻撃を完結できる FWラファエル・シルバを入れると終了間際、試合を決めるゴールが生まれる。DF前野のパスに抜け出した、FWラファエル・シルバが、DFをかわして沈 め、新潟が逆転に成功。そのままホームで白星を飾った。

第2戦は今月11日に予定されている。

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